二章 THE RESOLUTION
デスクワークも終わったことだし、子供たちを起こしておやつの時間だ。
「今日のおやつなぁに?」
「今日のおやつはクッキーだぞ~~」
今日のおやつを楽しみにしている園児たちを席に座らせると、 クッキーと牛乳を配ってゆく。
このおやつの時間というのもとっても大切なものなんだ。
というのもこのくらいの子供は発育期で活動量も多く、たくさんの栄養が必要になるんだ。
でも子供の胃や腸は未熟で、1回の食事で沢山食べることができない。
そこで朝昼晩の三食で摂れなかった分の栄養をおやつで補ってやる必要があるんだ。
「手をあわせましょ!」
「「「いただきま~~~す!!」」」
さくら組の保育室に元気な声が響き渡る。
この声を聞いてるだけでも元気が湧いてくる。
やっぱり俺は子供が好きだ。
だが……
「神崎くん!!」
辻畑先輩が血相を変えてさくら組の保育室へとやってくる。
「……ど、どうしたんスか先輩」
普段とは違う様子の辻畑先輩に思わずぎょっとする。
……が、つぎの瞬間、俺は自身の顔から血の気が引いていくのを感じることとなる。
「ばら組のタケルくんがいなくなったの!」
……それは最悪の知らせだった。
「今日のおやつなぁに?」
「今日のおやつはクッキーだぞ~~」
今日のおやつを楽しみにしている園児たちを席に座らせると、 クッキーと牛乳を配ってゆく。
このおやつの時間というのもとっても大切なものなんだ。
というのもこのくらいの子供は発育期で活動量も多く、たくさんの栄養が必要になるんだ。
でも子供の胃や腸は未熟で、1回の食事で沢山食べることができない。
そこで朝昼晩の三食で摂れなかった分の栄養をおやつで補ってやる必要があるんだ。
「手をあわせましょ!」
「「「いただきま~~~す!!」」」
さくら組の保育室に元気な声が響き渡る。
この声を聞いてるだけでも元気が湧いてくる。
やっぱり俺は子供が好きだ。
だが……
「神崎くん!!」
辻畑先輩が血相を変えてさくら組の保育室へとやってくる。
「……ど、どうしたんスか先輩」
普段とは違う様子の辻畑先輩に思わずぎょっとする。
……が、つぎの瞬間、俺は自身の顔から血の気が引いていくのを感じることとなる。
「ばら組のタケルくんがいなくなったの!」
……それは最悪の知らせだった。