二章 THE RESOLUTION

えー……自分で考えろってか?


あー、わかったわかった。
だから俺は俺なりに考えたさ。


「ちょっとこれ持ってろ」


「なんで?」


「いいから!」


俺は遥に傘を持たせると近所のセブンイレブンまで走る。


そう、おでんを買いにいったんだ。


「お待たせ~~」

無事におでんを買い、わざとらしくおでんを見せびらかしながら遥の元まで戻る。


「なんのつもり?」


遥の機嫌はより一層悪くなり、俺を睨んでくる。


まぁここまでは予想通りだよ。


「ほれ、口開けろ。食わせてやるから」


「え………?い、いらないったら!」


「ほら、口開けないと熱いぞ?」


いらないという遥の口元に熱々の大根を押し当てる。


すると………


「熱っ!熱……熱ぅぅぅ!!」


どこぞの芸人のようにオーバーなリアクションを取る遥。
ダ◯ョウ倶楽部だっけ、こういうのやるの。


それにしても……ははっ、これはこれで面白いな。
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