一章 THE BIGINNING
「いえ……別にニヤニヤしてませんよ……
アハ……アハハハハ……」
「嘘だぁ!絶対エッチな事考えてるんだ!
そうじゃないと着替え覗いたりしないもん!」
……な、何を言いやがるか、うちの妹は。
べ、別に可愛い妹の下着姿をおかずにしてゴハン食べようだなんて……そんな破廉恥なこと考えてないんだからねっ!
「……ご、誤解だ!別に覗いた訳じゃない!
ただお前がブラジャーのホックを留めづらそうにしてたから兄貴として手伝ってやろうとしただけだ!」
「……普通鼻血垂らしながらそんなの手伝う人いる?」
「はっ……!」
俺は慌てて鼻を押さえる。
そして手に付着したソレを見て気づくのだ。
鼻から赤い液体が垂れていた事に。
まさか……俺とした事が、鼻の穴から垂れるこの赤い液体に気づかなかったとは……無念。
「……い、いかん。愛が吹き出してしまった」
「やっぱり下心丸出しなんじゃない!この馬鹿兄貴!!」
スパーンッ!!
今日もハリセンの音が俺たちの部屋に響き渡る。
……またシバかれた。
アハ……アハハハハ……」
「嘘だぁ!絶対エッチな事考えてるんだ!
そうじゃないと着替え覗いたりしないもん!」
……な、何を言いやがるか、うちの妹は。
べ、別に可愛い妹の下着姿をおかずにしてゴハン食べようだなんて……そんな破廉恥なこと考えてないんだからねっ!
「……ご、誤解だ!別に覗いた訳じゃない!
ただお前がブラジャーのホックを留めづらそうにしてたから兄貴として手伝ってやろうとしただけだ!」
「……普通鼻血垂らしながらそんなの手伝う人いる?」
「はっ……!」
俺は慌てて鼻を押さえる。
そして手に付着したソレを見て気づくのだ。
鼻から赤い液体が垂れていた事に。
まさか……俺とした事が、鼻の穴から垂れるこの赤い液体に気づかなかったとは……無念。
「……い、いかん。愛が吹き出してしまった」
「やっぱり下心丸出しなんじゃない!この馬鹿兄貴!!」
スパーンッ!!
今日もハリセンの音が俺たちの部屋に響き渡る。
……またシバかれた。