二章 THE RESOLUTION

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「くっそ……あいつどこいったんだよ」


遥を探して、街中を走り回る。


そう遠くには行っていないはずだ。


……と言ったってアテはないし、アイツの行きそうなところなんて分からない。


「全く、仕方ない奴だな……」


それでも俺は探し続ける。


事情は知らないが俺があのお嬢さんを傷つけた。


怪物と戦うのは御免被るが、せめて泣かせたことは謝ろう。


「……やべ」


雨が降ってきた。


幸い小雨だが11月の寒空に雨はキツい。


はやく見つけてやんないとな………


そんな事を思いながら近くの公園に立ち寄ると……


「……あ」

……いたわ。

雨に濡れながらブランコに座る遥が。
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