二章 THE RESOLUTION
「そう、ゲームの通りだね。
我々は某玩具メーカーと協力しガンバライジングのゲームを開発し、ガンバライジングのゲームを使って戦士の魂(ライダーソウル)をもつ適合者を探してた……
そして見つかった。それがキミだ」
「……なるほど。それで俺のこと知ってたわけだ?」
理由はなんとなく分かった。
ガンバライジング社は近い将来迫り来るであろう脅威とやらに対抗するために世界中で戦士を探してて、それで選ばれたのがこの俺………という訳か。
「……そう。そこでお願いだ……どうか力を貸してくれないか?」
「断る」
「なんで!?」
断られると思ってなかったのか驚きを隠せない様子の遥。
……そりゃあ断るでしょうよ普通はね。
「仕事が忙しいから。
それにいきなりやれって言われてやれるわけねぇだろ。
俺、ただの一般人だし」
「世界の危機が迫ってるんだよ!?」
「知るか。他にも適合者いんだろ、どうせ。
それになんで人に頼る?
アンタだって戦う力はあるだろうに」
もっともらしい理由を並べる。
世界の危機なんて想像もできないことのために命をかけることなんて出来るかってんだ。
すると遥はワナワナと震えはじめ……
「………それができたら……」
「あ?」
「それができたらとっくにやってるよ!!」
「うおっ!?」
いきなり叫ぶもんだから俺は腰を抜かしてしまった。
どうしたんだよ、いきなり……。
俺、地雷踏んだ?
「私には変身できなかったんだ!
ガンバライダーになるために散々努力してきたのに……ダメだったんだ!
それなのにたかがゲームでいい成績を残したキミなんかに資格を奪われて……。
キミに私の何がわかるっていうんだ!?」
彼女は立ち上がり、叫ぶ。
遥の目には涙が浮かんでいた。
我々は某玩具メーカーと協力しガンバライジングのゲームを開発し、ガンバライジングのゲームを使って戦士の魂(ライダーソウル)をもつ適合者を探してた……
そして見つかった。それがキミだ」
「……なるほど。それで俺のこと知ってたわけだ?」
理由はなんとなく分かった。
ガンバライジング社は近い将来迫り来るであろう脅威とやらに対抗するために世界中で戦士を探してて、それで選ばれたのがこの俺………という訳か。
「……そう。そこでお願いだ……どうか力を貸してくれないか?」
「断る」
「なんで!?」
断られると思ってなかったのか驚きを隠せない様子の遥。
……そりゃあ断るでしょうよ普通はね。
「仕事が忙しいから。
それにいきなりやれって言われてやれるわけねぇだろ。
俺、ただの一般人だし」
「世界の危機が迫ってるんだよ!?」
「知るか。他にも適合者いんだろ、どうせ。
それになんで人に頼る?
アンタだって戦う力はあるだろうに」
もっともらしい理由を並べる。
世界の危機なんて想像もできないことのために命をかけることなんて出来るかってんだ。
すると遥はワナワナと震えはじめ……
「………それができたら……」
「あ?」
「それができたらとっくにやってるよ!!」
「うおっ!?」
いきなり叫ぶもんだから俺は腰を抜かしてしまった。
どうしたんだよ、いきなり……。
俺、地雷踏んだ?
「私には変身できなかったんだ!
ガンバライダーになるために散々努力してきたのに……ダメだったんだ!
それなのにたかがゲームでいい成績を残したキミなんかに資格を奪われて……。
キミに私の何がわかるっていうんだ!?」
彼女は立ち上がり、叫ぶ。
遥の目には涙が浮かんでいた。