二章 THE RESOLUTION

「……それで話なんだけどさ………」

「あぁ、そうだったね」

手当を進めながら先ほどの話の続きを聞く。

お嬢さんはひと息つくと話を始める。


「まずは私が何者か話さなきゃね……

私は高嶺 遥(たかみね はるか)。

ガンバライジング社でオペレーターをやってる」


「あ、やっぱガンバライジング社も実在するんだ」


そりゃそうだろうな、ガンバライダーだって実在するんだから。

お嬢さん、もとい高嶺 遥は話を続ける。


「我々ガンバライジング社が何をしているかというとね………

並行世界に実在する仮面ライダーたちを監視しながら近い将来迫り来る脅威に対抗して、世界中で戦士を育成している。

そう、キミのような強い戦士をね」


「なんつーかゲームといっしょだな……」


たしかゲームの方のガンバライジングもこんな様な設定だったような……

仮面ライダーが実在?

迫り来る脅威?

現実味なさすぎだって。
3/28ページ
スキ