一章 THE BIGINNING

「おぉ……すげぇ。カッコいいよゲンちゃん」


「えへへ……」


ソフビのブロックでよくこんなもの作れたな、と内心関心しつつゲンタロウの頭を撫でてやる。


照れくさくそうに顔を赤らめながら笑うゲンタロウ。


……なかなか可愛いじゃねぇか。


これでそのリーゼントとスネ夫ヘアーを足して2で割ったような独特な髪型を止めれば……


俺の事をカンジャキじゃなく先生って呼んでくれれば……













……特別に抱きしめてチューくらいしてやるのに。




















「え~!カンジャキにそんなのされるのやだ~!!気持ちわりぃ!」


「気持ちわりぃとか言うなァ!!」



……つーかなんで最近の子供って読心術使えるんだろう?
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