Phase.5 再会─眠れ、愛しの姫君よ─
『ソンナ!?』
先ほど以上に動揺するクイーンスパイダーアンゲロス。
無理もないか。
二度もお得意の攻撃を防がれたのだから。
「……カマラーダは下がって」
『りょーかいっ』
俺はカマラーダを下がらせると、腰の日本刀を握りゆっくりと引き抜いた。
ブオォン……という音と、ムワッとした熱気とともに薄紅色に彩られたビームの刃が現れる。
これがサムライフェイズの専用武器である『ビームサムライソード』だ。
俺はビームサムライソードを構えると、ゆっくりとクイーンスパイダーアンゲロスに歩み寄る。
『オォォォォォォォォォォ!』
激昂し突撃してくるクイーンスパイダーアンゲロス。
その鋭い鉤爪でプライム・サムライフェイズに斬りかかるが、その鉤爪はビームの陣羽織によって阻まれる。
この武装は『ビームジンバー』。
ビームマフラーを応用し、それを陣羽織のように前面に展開することで、さながらビームのシールドのように相手の攻撃を防ぐ装備………らしい。
何故初めて変身したにも関わらず、武装の詳細が分かるのか?
それは装備を装着した瞬間、俺の脳にサムライフェイズに関する情報……武装やその戦い方などのマニュアルをラーニングさせられたからだ。
───そう、比喩抜きに人工知能並みのスピードで。
『ウソッ!?』
「でやぁ!」
ビームサムライソードで相手の鉤爪を弾き、重く鋭い一撃を振り下ろす。
振り下ろされた刃は相手の腕をいとも簡単に引き裂いた。
その切れ味はベーシックフェイズと呼ばれる通常形態のプライムのメイン武装であるビームクローとは段違い。
まるで豆腐でも切るような、そんな切れ味だ。
これが強化という奴か………!
先ほど以上に動揺するクイーンスパイダーアンゲロス。
無理もないか。
二度もお得意の攻撃を防がれたのだから。
「……カマラーダは下がって」
『りょーかいっ』
俺はカマラーダを下がらせると、腰の日本刀を握りゆっくりと引き抜いた。
ブオォン……という音と、ムワッとした熱気とともに薄紅色に彩られたビームの刃が現れる。
これがサムライフェイズの専用武器である『ビームサムライソード』だ。
俺はビームサムライソードを構えると、ゆっくりとクイーンスパイダーアンゲロスに歩み寄る。
『オォォォォォォォォォォ!』
激昂し突撃してくるクイーンスパイダーアンゲロス。
その鋭い鉤爪でプライム・サムライフェイズに斬りかかるが、その鉤爪はビームの陣羽織によって阻まれる。
この武装は『ビームジンバー』。
ビームマフラーを応用し、それを陣羽織のように前面に展開することで、さながらビームのシールドのように相手の攻撃を防ぐ装備………らしい。
何故初めて変身したにも関わらず、武装の詳細が分かるのか?
それは装備を装着した瞬間、俺の脳にサムライフェイズに関する情報……武装やその戦い方などのマニュアルをラーニングさせられたからだ。
───そう、比喩抜きに人工知能並みのスピードで。
『ウソッ!?』
「でやぁ!」
ビームサムライソードで相手の鉤爪を弾き、重く鋭い一撃を振り下ろす。
振り下ろされた刃は相手の腕をいとも簡単に引き裂いた。
その切れ味はベーシックフェイズと呼ばれる通常形態のプライムのメイン武装であるビームクローとは段違い。
まるで豆腐でも切るような、そんな切れ味だ。
これが強化という奴か………!