Phase.4 再会─出会いと別れと─
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「ホントゴメンって!機嫌なおしてよぉ~…」
「みっちゃんのバカ。もう知らないっ」
すっかりヘソを曲げてしまったあかりん。
彼女を追いかけながら必死に、必死に謝る俺。
すると突然地震でも起こったかのように地面が揺れ始め……
「きゃあ!……な、なに!?地震!?」
突然の事にあかりんは近くの柱につかまり、
俺はカバンからプライムレイザーを取り出して装着する。
直感でわかる。この揺れが地震のものではない。
「………来る……!あかりん逃げて!」
揺れに耐えながらあかりんに向かって叫んだ瞬間だった。
床を突き破り、ソイツは現れた
5メーター程の全長。
上半身が人間の女性で下半身が蜘蛛。
頭には天使の輪、背中には天使の翼。
おまけに蜘蛛の体の腹部では何やら黒いものが蠢いている。
女郎蜘蛛のようなソイツは以前戦ったスパイダーアンゲロスの上位種だろうか。
敢えて呼ぶなら『クイーンスパイダーアンゲロス』だろうか。
「カァァァァァ………!」
口を大きく開けて俺たちを威嚇する。
下顎が裂け、この世のものとは思えない程の禍々しい形相。
ただただ悍ましい姿。
でも…………俺には“彼女”が泣いているように見えたんだ。
「ホントゴメンって!機嫌なおしてよぉ~…」
「みっちゃんのバカ。もう知らないっ」
すっかりヘソを曲げてしまったあかりん。
彼女を追いかけながら必死に、必死に謝る俺。
すると突然地震でも起こったかのように地面が揺れ始め……
「きゃあ!……な、なに!?地震!?」
突然の事にあかりんは近くの柱につかまり、
俺はカバンからプライムレイザーを取り出して装着する。
直感でわかる。この揺れが地震のものではない。
「………来る……!あかりん逃げて!」
揺れに耐えながらあかりんに向かって叫んだ瞬間だった。
床を突き破り、ソイツは現れた
5メーター程の全長。
上半身が人間の女性で下半身が蜘蛛。
頭には天使の輪、背中には天使の翼。
おまけに蜘蛛の体の腹部では何やら黒いものが蠢いている。
女郎蜘蛛のようなソイツは以前戦ったスパイダーアンゲロスの上位種だろうか。
敢えて呼ぶなら『クイーンスパイダーアンゲロス』だろうか。
「カァァァァァ………!」
口を大きく開けて俺たちを威嚇する。
下顎が裂け、この世のものとは思えない程の禍々しい形相。
ただただ悍ましい姿。
でも…………俺には“彼女”が泣いているように見えたんだ。