Phase.4 再会─出会いと別れと─
───2月12日 午後3時39分
「はぁ…………」
いつも通りの帰り道。俺はオートウォークに乗りながらため息をつく。
自業自得とはいえユカ姉や警官にこってりと絞られたことがこたえている。
「………どうしたの、みっちゃん」
そんな道紀の顔を明梨が覗き込んでくる。
なんか自分が情けなくて思わず顔を背けてしまう。
「なんか今日一日中元気なかったみたいだけど、もしかして由花さんに怒られた?」
「な、なんでもないっ」
さりげなく図星をついてくるよこの子は。
それを指摘されれば顔を背けて否定する。
なんか泣きそうになったからだ。
「やっぱそうなんだぁ……。みっちゃんの大好きな美術館に付き合ってあげるから元気出して!」
「…………うん」
道紀のリアクションを見てそれを図星だと察すると、泣きべそをかく俺の手を握ってくれる。
鼻をすするとコクリとうなづく俺。
こうして俺たちは行きつけの美術館へと向かった。
「はぁ…………」
いつも通りの帰り道。俺はオートウォークに乗りながらため息をつく。
自業自得とはいえユカ姉や警官にこってりと絞られたことがこたえている。
「………どうしたの、みっちゃん」
そんな道紀の顔を明梨が覗き込んでくる。
なんか自分が情けなくて思わず顔を背けてしまう。
「なんか今日一日中元気なかったみたいだけど、もしかして由花さんに怒られた?」
「な、なんでもないっ」
さりげなく図星をついてくるよこの子は。
それを指摘されれば顔を背けて否定する。
なんか泣きそうになったからだ。
「やっぱそうなんだぁ……。みっちゃんの大好きな美術館に付き合ってあげるから元気出して!」
「…………うん」
道紀のリアクションを見てそれを図星だと察すると、泣きべそをかく俺の手を握ってくれる。
鼻をすするとコクリとうなづく俺。
こうして俺たちは行きつけの美術館へと向かった。