「シャァァッ！」


投げ飛ばされるもすぐに立ち上がり、その鋭いかぎ爪で切り掛かる。



逃げも隠れもしない。俺はそのかぎ爪を真正面から受け止め…………



「はぁっ！でやぁっ！」


連続で拳を振るう。俺の強烈なパンチを受けるたび、スパイダーアンゲロスは仰け反り後退していく。





《IMPACT GLOBE ACTIVE！》


「これでゲームセットだ……！」


《IGNITION！OVER-DRIVE！》


バックルの装飾を回転させると、ガイダンスボイスが響きわたる。
すると複眼が青く光り右腕の手甲『インパクトグローブ』に
エネルギーが収束し右腕の人工筋肉が盛り上がる。




「はぁぁぁぁぁぁ………」


エネルギーチャージに伴い拳が発熱し、それと共にバイザーに映し出されるターゲットマーカーがスパイダーアンゲロスをロックオンする。



最後の足掻きと言わんがばかりにこちらに突っ込んでくるスパイダーアンゲロス。



そして……




「うおりゃあぁぁぁぁぁぁ！」


突き出された拳がスパイダーアンゲロスの体を貫き、スパイダーアンゲロスを炎塵に帰した。