Phase.4 再会─出会いと別れと─
「やっぱり!それで監視している奴らっていうのは!?」
「さすがに何者かまではあたちには分かんな~い。機密保持ってやつ?
そういうところのメモリーは消されてるみたいなんだよねぇ」
それを聞きたかったんだ、と興奮気味にカマラーダに尋ねる。
しかしカマラーダも詳しくは知らない、
……というかそういうところに関してはメモリーが消されているようで、分からないと答える。
「そっか………」
「けどさ、目撃者の記憶の操作や揉み消しをしているのはそいつらで間違いないよ」
「じゃあユカ姉も……!」
ぐっと拳を握りしめる。
家族であるユカ姉に手を出されたのが悔しいんだ。
「多分ね。ただ君や君の友達は“何故か”大丈夫だったみたいだね」
「大丈夫って……俺何もされてないよ?」
「何もされてないって……そんなはずは………」
「キャーーーーー!!」
「!?」
カマラーダとの会話を途切れさせるように女性の悲鳴が響きわたった。
「行くよ!」
「うん!」
聞きたいことは山ほどあるが、今は現場に駆けつけなくては。
俺は備え付けられていたヘルメットを被り、カマラーダに跨ると現場に急行した。
「さすがに何者かまではあたちには分かんな~い。機密保持ってやつ?
そういうところのメモリーは消されてるみたいなんだよねぇ」
それを聞きたかったんだ、と興奮気味にカマラーダに尋ねる。
しかしカマラーダも詳しくは知らない、
……というかそういうところに関してはメモリーが消されているようで、分からないと答える。
「そっか………」
「けどさ、目撃者の記憶の操作や揉み消しをしているのはそいつらで間違いないよ」
「じゃあユカ姉も……!」
ぐっと拳を握りしめる。
家族であるユカ姉に手を出されたのが悔しいんだ。
「多分ね。ただ君や君の友達は“何故か”大丈夫だったみたいだね」
「大丈夫って……俺何もされてないよ?」
「何もされてないって……そんなはずは………」
「キャーーーーー!!」
「!?」
カマラーダとの会話を途切れさせるように女性の悲鳴が響きわたった。
「行くよ!」
「うん!」
聞きたいことは山ほどあるが、今は現場に駆けつけなくては。
俺は備え付けられていたヘルメットを被り、カマラーダに跨ると現場に急行した。