Phase.3 疾走─駆け抜ける騎兵─
プライムとなった俺は秋くんから蝙蝠男を引き離そうと大きく駆け出す。
しかし、俺には自身に勝算がないことを戦いの中で思い知らされる事となる。
プライムの武装はどれも近接戦用であり空からの敵にはまったく意味をなさないのだ。
「くそっ!このままじゃ秋くんが!!」
力任せに攻撃を振るう。
しかし、俺の攻撃はすべて空振り。
奴はすんでのところで飛び上がり、滑空し、その全てを避ける。
そして、安全な上空にいればこっちの攻撃は当たらない。
それに単純な事だが、秋くんのことで頭が一杯で冷静さを欠けている
俺の攻撃は無駄が多く、それが災いしてことごとく躱されてしまうのだ。
奴のの飛行高度はプライムのジャンプ力を大きく凌ぎ、更には上空から火炎弾を放ってくるのだ。
「ぐうっ………!」
幾度となく火炎球を喰らい続け、疲労の色が濃くなっていく。
空を飛ぶ敵に対しての攻撃がここまで無意味だとは想像も出来なかった。
俺は自身の無力さを痛感した。
あとはバットアンゲロスに嬲り殺しにされるだけ………なのか…………?
万策尽きた。そんな時だった。
ブォォォォォォォン………
秋くんのバイクのそれとは違うエキゾーストノートが闇夜に響き渡った。
そこにいたのは………
「………え?」
否、そこには誰も乗っていなかった。
なんとバイクが自動で走ってきたんだ!
しかし、俺には自身に勝算がないことを戦いの中で思い知らされる事となる。
プライムの武装はどれも近接戦用であり空からの敵にはまったく意味をなさないのだ。
「くそっ!このままじゃ秋くんが!!」
力任せに攻撃を振るう。
しかし、俺の攻撃はすべて空振り。
奴はすんでのところで飛び上がり、滑空し、その全てを避ける。
そして、安全な上空にいればこっちの攻撃は当たらない。
それに単純な事だが、秋くんのことで頭が一杯で冷静さを欠けている
俺の攻撃は無駄が多く、それが災いしてことごとく躱されてしまうのだ。
奴のの飛行高度はプライムのジャンプ力を大きく凌ぎ、更には上空から火炎弾を放ってくるのだ。
「ぐうっ………!」
幾度となく火炎球を喰らい続け、疲労の色が濃くなっていく。
空を飛ぶ敵に対しての攻撃がここまで無意味だとは想像も出来なかった。
俺は自身の無力さを痛感した。
あとはバットアンゲロスに嬲り殺しにされるだけ………なのか…………?
万策尽きた。そんな時だった。
ブォォォォォォォン………
秋くんのバイクのそれとは違うエキゾーストノートが闇夜に響き渡った。
そこにいたのは………
「………え?」
否、そこには誰も乗っていなかった。
なんとバイクが自動で走ってきたんだ!