Phase.3 疾走─駆け抜ける騎兵─

「…………!」


それを見て勝ち目がないと悟ったスパイダーアンゲロスは逃亡を謀る。




「逃がさん…!」


だが、それをみすみす逃す私ではない。

瞬時に距離を詰め、スパイダーアンゲロスの肉薄すれば、
標準装備されている武装のひとつ『ビームクロー』を展開、スパイダーアンゲロスの体を貫いた。




「!?!?!?」


腹部を貫くと同時にエネルギーを流し込む。


“奴ら”にとってこの一撃は毒牙の如し。



誘爆に次ぐ誘爆。


体内で増幅されたエネルギーの奔流はスパイダーアンゲロスの体内を突き破り炸裂。





ドン、という空気を揺さぶる音と共にスパイダーアンゲロスは爆ぜ、
スパイダーアンゲロスが立っていた場所には紅蓮の炎だけが残されていた。
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