Phase.2 邂逅─変身・仮面ライダープライム─
「でやぁぁぁぁぁ!」
蜘蛛男のうちの一体に体当たりを仕掛ける。
体当たりを受けた蜘蛛男は、ゲームの筐体を巻き込みながら吹っ飛ばされ
数メートル離れたところで停止、再び立ち上がる。
間髪入れずにボスが蜘蛛の糸を吐いて拘束せんとするも、
俺はそれをスウェーして躱し、2体の蜘蛛男に組みつく。
不思議だ。
今までは瞬間移動どころかコマ落としの如く奴らの動きが全く見えなかったのに今はむしろ遅く感じてしまう。
「今のうちにもっと遠くに逃げて!」
「う、うん!」
ライダーとなった俺には敵わないと悟ったのか、女の子の方に襲いかかる蜘蛛男。
しかしそれを許す俺ではない。
奴らを蹴り飛ばし、蜘蛛男たちを取り押さえながら女の子に向かって叫ぶ。
女の子はうなづくと出口に向かって駆け出していく。
そして俺は蜘蛛男たちを女の子の進行方向とは逆の方に投げ飛ばすと、蜘蛛男たちは俺に殴りかかろうと飛び上がる。
(それにしてもやっぱりすごい………これなら!)
何度も言うがベルトを付ける前はコマ落とし如く早すぎて見えなかった蜘蛛男達の攻撃が今ではスローモーションのように遅くなって見える。
蜘蛛男の拳を弾き、爪による引っ掻きを紙一重で捌き、反撃に転ずる。
まるで、今まで目の前で戦っていたあの男の人の魂が乗り移ったような………
今まであかりんの陰に隠れて喧嘩すらしたことのなかった情けない俺には初めての経験だった。
これなら………この力さえあれば俺は……………!
蜘蛛男のうちの一体に体当たりを仕掛ける。
体当たりを受けた蜘蛛男は、ゲームの筐体を巻き込みながら吹っ飛ばされ
数メートル離れたところで停止、再び立ち上がる。
間髪入れずにボスが蜘蛛の糸を吐いて拘束せんとするも、
俺はそれをスウェーして躱し、2体の蜘蛛男に組みつく。
不思議だ。
今までは瞬間移動どころかコマ落としの如く奴らの動きが全く見えなかったのに今はむしろ遅く感じてしまう。
「今のうちにもっと遠くに逃げて!」
「う、うん!」
ライダーとなった俺には敵わないと悟ったのか、女の子の方に襲いかかる蜘蛛男。
しかしそれを許す俺ではない。
奴らを蹴り飛ばし、蜘蛛男たちを取り押さえながら女の子に向かって叫ぶ。
女の子はうなづくと出口に向かって駆け出していく。
そして俺は蜘蛛男たちを女の子の進行方向とは逆の方に投げ飛ばすと、蜘蛛男たちは俺に殴りかかろうと飛び上がる。
(それにしてもやっぱりすごい………これなら!)
何度も言うがベルトを付ける前はコマ落とし如く早すぎて見えなかった蜘蛛男達の攻撃が今ではスローモーションのように遅くなって見える。
蜘蛛男の拳を弾き、爪による引っ掻きを紙一重で捌き、反撃に転ずる。
まるで、今まで目の前で戦っていたあの男の人の魂が乗り移ったような………
今まであかりんの陰に隠れて喧嘩すらしたことのなかった情けない俺には初めての経験だった。
これなら………この力さえあれば俺は……………!