Phase.2 邂逅─変身・仮面ライダープライム─

「君!……くっ……卑怯な!」


俺を助けてくれるのか、ライダーはボスに注意を払いつつもう一体の蜘蛛男の出方を見る。




そして、蜘蛛男はというと無駄な抵抗はよせと言いたげに道紀の首筋に爪を突き立てる。


ただの怪物かと思いきや知能はあるようだ。。




「ぐっ………」


知能の低い獣ならそのまま捕食していそうなものを妙に人間のような行動をとる蜘蛛男たち。

まるで打つ手無しと言わんがばかりに構えを解き、
展開していた両腕の装甲も閉じたライダー。




ここで形勢は逆転、ボスは無抵抗なライダーに迫る。



ライダーは抵抗はしない、いや出来ないのだ。




───そうだ、俺のせいで。
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