Phase.2 邂逅─変身・仮面ライダープライム─

「あと1体………か」


残る1体……一回り大きく、宝石のようなものが埋め込まれた
ベルトを巻いた群れのボスだと思われる個体を見据え、構える。




「本当に凄い……」


俺たちはゲームの機材の影からライダーたちの戦いを刮目していた。



あっという間に10体もの怪物たちを蹴散らしてしまったその圧倒的な力。




俺は明らかにその力に魅了されていた。


だが、そんな俺の後ろには新たな蜘蛛男があらわれ、
蜘蛛の糸を俺の首に巻きついた。




「っ!うわっ!」


「あっ!おねぇちゃん!」


俺は女の子じゃないよ!って言ってる場合じゃないよね。。



俺をおねぇちゃんと呼んだのはその容姿のせいなのはわかってる。



俺は物凄い力で引き摺られていき蜘蛛男の腕の中へ。






───クソッ、俺を人質とするつもりなのか、この蜘蛛男は。
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