Phase.7 復活─過激にいこうか─
「久しぶりだね、そーちゃん」
「あぁ、久しぶりだな」
ひねりも素っ気もない返事を返す。
こんな時に冗談のひとつでも言えればいいが、どうも私にはそんなセンスはないようだ。
せめてもと彼女………ほのかが精一杯伸ばした手に自身の手を重ねた。
彼女は私の婚約者、『維城ほのか』。
彼女は現代医学でも治せない難病に侵されている。
「今日ね、エリちゃんが……友達がお見舞いにきたの!
それでね、いっぱいお話ししたの!」
「そうか……」
ほのかは私がやってきて嬉しいのだろう、子供のようにはしゃぎながら今日あったことを話す。
それにつられて私も笑顔になる。
彼女の笑顔こそが私の希望。
そして、生きる理由なのだ。
───それから私たちはいろんな話をした。
時折咳き込む彼女を労わりながらも私は与えられた時間を口を動かすことに費やした。
この時間がずっと続けば、とおもった。
しかし、時間はあっという間に過ぎていき………
「……もうこんな時間か。また来るからな」
「うん……」
やがて面会時間も終わり、握っていた手を離し私は立ち上がる。
「そーちゃん、今度いつ来れる?」
「近いうちに来るさ……」
「分かった!またね、そーちゃん!」
「またな……」
病室の外に出て、扉を閉める。
彼女に残された時間は少ない。
彼女を失うくらいなら…………
私は『決意』と『覚悟』を新たにする。
どんな犠牲を払ってでも彼女を救うという決意。
彼女の為にどんな罪でも背負うという覚悟。
その2つこそが今の私を突き動かす原動力。
だからこそ、私は………………
「ほのか……必ずお前を救ってみせる。
たとえ悪魔に魂を売ってでも……!」
「あぁ、久しぶりだな」
ひねりも素っ気もない返事を返す。
こんな時に冗談のひとつでも言えればいいが、どうも私にはそんなセンスはないようだ。
せめてもと彼女………ほのかが精一杯伸ばした手に自身の手を重ねた。
彼女は私の婚約者、『維城ほのか』。
彼女は現代医学でも治せない難病に侵されている。
「今日ね、エリちゃんが……友達がお見舞いにきたの!
それでね、いっぱいお話ししたの!」
「そうか……」
ほのかは私がやってきて嬉しいのだろう、子供のようにはしゃぎながら今日あったことを話す。
それにつられて私も笑顔になる。
彼女の笑顔こそが私の希望。
そして、生きる理由なのだ。
───それから私たちはいろんな話をした。
時折咳き込む彼女を労わりながらも私は与えられた時間を口を動かすことに費やした。
この時間がずっと続けば、とおもった。
しかし、時間はあっという間に過ぎていき………
「……もうこんな時間か。また来るからな」
「うん……」
やがて面会時間も終わり、握っていた手を離し私は立ち上がる。
「そーちゃん、今度いつ来れる?」
「近いうちに来るさ……」
「分かった!またね、そーちゃん!」
「またな……」
病室の外に出て、扉を閉める。
彼女に残された時間は少ない。
彼女を失うくらいなら…………
私は『決意』と『覚悟』を新たにする。
どんな犠牲を払ってでも彼女を救うという決意。
彼女の為にどんな罪でも背負うという覚悟。
その2つこそが今の私を突き動かす原動力。
だからこそ、私は………………
「ほのか……必ずお前を救ってみせる。
たとえ悪魔に魂を売ってでも……!」