Phase.7 復活─過激にいこうか─

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「ほいっ、セグンドは順調に覚醒っと………」


施設の薄暗い研究室。

モニター越しに2号機……セグンドの戦闘を見ている兵井。


私……維城 想はそんな兵井と共にモニターの映像を見ている。




「だから言ったろ?概ね予定通りだと」


「………」


元々“レイザーギア”なるベルト型兵器はこの男……兵井が開発したものだ。

自身の開発したセグンドレイザーの実戦データが取れ上機嫌の兵井。


………どうもこの男は気に入らない。



「オイオイ……怒っているのかい?

いいじゃないか、部下の仇は我々のセグンドレイザーがとったのだから。

それとも自分でとりたかったかい?」


「……席を外すぞ」


兵井の軽口を無視して、彼に背を向けると私は研究室を出る。

この男には付き合いきれん。


私は、施設を出て車に乗ると、車を走らせいつもの場所へと急いだ……。






─────


『姫矢市総合病院』。


我々の組織が運営する病院だ。

通い慣れたいつもの病室へと向かう。



そこには………




「具合はどうだ?……ほのか」


「そーちゃん……!」


病室のドアを開け中へ入る。

殺風景な病室の白いベットに横たわる女性。


私が声をかけると同時に彼女の表情が花が咲いたように明るくなった。
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