Phase.7 復活─過激にいこうか─

「嘘だろ……アキくんが変身するなんて……」


「あたし聞いてない……」


ミィと篠宮は俺が変身した事に驚きを隠せない様子。

だろうな………変身している俺も信じられないくらいだ。


きっと、ミィもそんな感じだったんだな。




「まだまだ行くぜ……サボテン野郎」


そんな2人を横目に俺は再びサボテン野郎の方へと駆け出してゆく。



「くそがァァァァァァ!!」


自棄になったサボテン野郎が棘ミサイルを乱射する。


こういうのを『悪あがき』って言うんだ。





──今からそれが無駄だって教えてやるよ。





《BEAM SHIELD ACTIVE!》


バックルを回転させることで、両腕の装甲が展開。

ビームが発信されれば、菱形の光の盾が完成する。



そして光の盾……『ビームシールド』はビームに触れた棘ミサイルを焼き尽くしてしまう。




「お前、もうその手は通じないってわかんねぇのか」


「うるせぇぇぇぇぇぇ!!」


尚も棘ミサイルを飛ばすサボテン野郎。


力技でビームシールドを破ろうという魂胆だろうか。


だけど、そんな事でこのビームシールドが破られるわけあるか。

実体を持たないが故に、絶対に突破することが出来ないビームシールド。


まさに『最強の盾』って奴だな。
2/18ページ
スキ