Phase.1 邂逅─日常の崩壊─

窓ガラスとゲームの機材を数台粉砕したところでパトカーは停止。


突然パトカーが突っ込んできたことでゲームセンター内は騒然となる。







「お、おい!ミィ!篠宮!大丈夫か!?」


「だ、大丈夫………」


「あたしも………」


秋くんの咄嗟の判断により俺たちは3人とも助かった。


流石秋くん。こういうときホントに頼りになる。


でも俺たち3人とも奇跡的に怪我はなかったけど、突然の出来事に戸惑っている。





野次馬たちが集まる中、すぐさま店員の1人が警察に連絡を入れ始め、
もう1人の店員が運転手の安否を確認しようとパトカーに近づく。




その瞬間、ブシュっという音と共に窓の外から飛んできた“ナニカ”が
車に近づいた店員の首に巻きついた。
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