Phase.6 爆現─俺たち二人で─
────
「………んっ」
それからしばらくしてミィが目を覚ました。
由花さんがミィが目を覚ました時のためにって買い出しに出かけたから、部屋には俺たち3人。
「ミィ!」
「みっちゃん!……よかった……!」
ミィが意識を取り戻し、俺たちはホッと胸を撫でおろした。
「ここは……?」
「みっちゃんの部屋だよ」
「あ、あいつは!?ウウッ……!」
戦いの記憶がフラッシュバックしたのか、ミィは怯え始め、慌てて飛び起きた。
だけど、やっぱり傷が痛むようで、胸元を抑えながら呻き声をあげた。
「安静にしてなきゃダメだって!
……あの男の人の事はもう大丈夫だから」
「大丈夫なもんか!あ、あいつが来たらまた……!」
寝かしつけようとする篠宮の手を払いのけ、ミィは毛布にくるまり震えている。
あのバケモンがよっぽど怖かったんだろうな………。
「大丈夫だって言ってんだろ……少しは落ち着けって」
震えるミィの背中をさすり、俺は笑顔をつくる。
しかし、ミィの口から出た言葉はこれまで以上に弱々しいものだったんだ…………。
「もう無理だよ……」
「………んっ」
それからしばらくしてミィが目を覚ました。
由花さんがミィが目を覚ました時のためにって買い出しに出かけたから、部屋には俺たち3人。
「ミィ!」
「みっちゃん!……よかった……!」
ミィが意識を取り戻し、俺たちはホッと胸を撫でおろした。
「ここは……?」
「みっちゃんの部屋だよ」
「あ、あいつは!?ウウッ……!」
戦いの記憶がフラッシュバックしたのか、ミィは怯え始め、慌てて飛び起きた。
だけど、やっぱり傷が痛むようで、胸元を抑えながら呻き声をあげた。
「安静にしてなきゃダメだって!
……あの男の人の事はもう大丈夫だから」
「大丈夫なもんか!あ、あいつが来たらまた……!」
寝かしつけようとする篠宮の手を払いのけ、ミィは毛布にくるまり震えている。
あのバケモンがよっぽど怖かったんだろうな………。
「大丈夫だって言ってんだろ……少しは落ち着けって」
震えるミィの背中をさすり、俺は笑顔をつくる。
しかし、ミィの口から出た言葉はこれまで以上に弱々しいものだったんだ…………。
「もう無理だよ……」