Phase.1 邂逅─日常の崩壊─

「うげっ………またあのゲームかよ………」


「嫌なの?」



俺が指さしたゲームの筐体をみて、秋くんは少し嫌そうな顔をする。

それはそうだろう、一番苦手なタイプのゲームなのだから。


でも秋くんは断らないんだよねぇ。






「…………嫌じゃ、ねぇよ?」

「じゃ、やろうよ!」



……………ホラね。



ちょっとだけわらいを堪えつつ俺たちは筐体の前へと赴く。





そして………





「やったー!また勝ったー!」


「………やっぱ勝てねぇわ」



秋くんはまた連敗記録を重ねた。




ホントに秋くんいい人だわぁw
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