Episode.3 EIN
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
巨大な氷の龍の体当たりをまともに喰らい今度は俺が吹っ飛ばされる。
「くそっ………なんだこれ………!?」
《Form Change………“Seiryu”》
そんな電子音が鳴り響くと同時に爆煙が晴れ、現れたのは青いボディに細身の太刀を装備したアインだった。
「また姿が変わった………」
姿が変わったと言ってもリベルのように根本から変わった訳じゃない。
体の一部と武器、それから能力が変化しただけ。
これがいわゆるフォームチェンジというやつか。
それにしても厄介だ。
多彩な能力があるとはいえ、こっちはエクスライザーを使い始めたばっかりで情けないことにまだ能力を全て把握しきれてはいない。
おまけに認めたくはないが経験値もあっちの方が上………なんだろうな。
さぁ、どうするよ俺は…………?
「オラァァッ!!」
細身の太刀型武器………そうだな、さっきの刀がアインセイバーだから、こいつは『青龍剣・アインセイバー』としようか………。
アインは変化した青龍剣・アインセイバーを振るう。
それと同時に氷の龍が俺目掛けて突進してくる。
なんかこういうの見たことあるぞどっかで。
「はっ!」
氷の龍の突進をジャンプして回避すれば俺は氷の龍の上に乗り、一気に駆け出す。
俺も伊達に修羅場をくぐってきた訳じゃない。
「うげっ、マジかよ!?」
「こっちだ!」
氷の龍から飛び降り、相手の肩を踏み台にして相手の背後に着地。
相手をここより狭い路地裏に誘い込まんと走りだす。
「待ちやがれ!!」
青龍剣・アインセイバー片手に追いかけてくるアイン。
ここまでは“計画通り”。
あの女子高生を護りたいのであれば追いかけるしかないだろうな。
──コイツが俺と違って正義感が強くて助かったよ。
巨大な氷の龍の体当たりをまともに喰らい今度は俺が吹っ飛ばされる。
「くそっ………なんだこれ………!?」
《Form Change………“Seiryu”》
そんな電子音が鳴り響くと同時に爆煙が晴れ、現れたのは青いボディに細身の太刀を装備したアインだった。
「また姿が変わった………」
姿が変わったと言ってもリベルのように根本から変わった訳じゃない。
体の一部と武器、それから能力が変化しただけ。
これがいわゆるフォームチェンジというやつか。
それにしても厄介だ。
多彩な能力があるとはいえ、こっちはエクスライザーを使い始めたばっかりで情けないことにまだ能力を全て把握しきれてはいない。
おまけに認めたくはないが経験値もあっちの方が上………なんだろうな。
さぁ、どうするよ俺は…………?
「オラァァッ!!」
細身の太刀型武器………そうだな、さっきの刀がアインセイバーだから、こいつは『青龍剣・アインセイバー』としようか………。
アインは変化した青龍剣・アインセイバーを振るう。
それと同時に氷の龍が俺目掛けて突進してくる。
なんかこういうの見たことあるぞどっかで。
「はっ!」
氷の龍の突進をジャンプして回避すれば俺は氷の龍の上に乗り、一気に駆け出す。
俺も伊達に修羅場をくぐってきた訳じゃない。
「うげっ、マジかよ!?」
「こっちだ!」
氷の龍から飛び降り、相手の肩を踏み台にして相手の背後に着地。
相手をここより狭い路地裏に誘い込まんと走りだす。
「待ちやがれ!!」
青龍剣・アインセイバー片手に追いかけてくるアイン。
ここまでは“計画通り”。
あの女子高生を護りたいのであれば追いかけるしかないだろうな。
──コイツが俺と違って正義感が強くて助かったよ。