Episode.2 RIVEL

「おのれぇ………!」


そのずんぐりむっくりな見た目とは打って変わって機敏な動きを見せるエグゼイド。
それから次第に押され始めるエクスマキナ。

エクスマキナは炎やレーザーで応戦するが………



《鋼鉄化!》


エグゼイドは灰色のメダルのようなアイテムを取り防御力を上げることで防ぎきってしまう。

ちなみに後から勇騎さんに聞いたのだがこのメダルのようなアイテムを『エナジーアイテム』というらしい。

エグゼイドの系統のライダー、通称ゲームライダーはこのエナジーアイテムの恩恵を受けることで様々な特殊能力を得る事が出来る……らしい。




「まだまだ行くぜ!」


《ジャンプ強化!》


続いて青いエナジーアイテムを収得する事でジャンプ力を強化。
エクスマキナの頭上まで一気にジャンプする。




「こしゃくな真似を………!」


「俺もいることを忘れんなよ!」


《ドゥンケル!バースト!》


ここで俺も奴の懐に潜り込み、エグゼイドにばかり気を取られているエクスマキナに黒いオーラを纏った拳の一撃を叩き込む。


その威力に大きく仰け反るエクスマキナ。




「今だ!勇騎さん!」


「OK!トドメは必殺技でフィニッシュだ!」


《マッスル化!》


《キメワザ!マイティー!クリティカルストライク!》


仰け反ったエクスマキナを踏み台にして更にジャンプ。空中にあった赤いエナジーアイテムを収得。

マッスル化の名の通り攻撃力を強化した状態でバックルのボタンを押す。

アニメ的なド派手なエフェクトと共に収束するエネルギー。




「俺も!」


《エクスライザーバースト!》


続いて俺も左手のカプセルホルダーをエクスライザーでスキャン。

右脚にエネルギーを収束させる。

そして………




「はーーーーーーーーーーー!!」


「ぐわぁぁぁぁぁっ!!」


エグゼイドは奴の頭上から、俺は奴の懐からそれぞれライダーキックを叩き込む。

放たれた俺たちのライダーキックが交錯し、周囲を炎が飲み込んだ。
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