Episode.2 RIVEL

──炎に包まれる街、逃げ惑う人々………

その光景はまさに地獄だった。


「ヴァーハハハハハハ!!実にいい気分だ!!」


雷に炎、冷気に風と様々な自然現象を操り街を蹂躙していくエクスマキナ。

そうだ………勝ち目がないからって、1人だからって立ち尽くしている暇なんかない。


俺が……俺だけが戦う力を持ってるんだ。

やらなきゃ、だろ!




「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」


飛来する火球をヴァルツクローで切り裂きながら駆け出す。

そしてエクスマキナの胴体に取り付くとヴァルツクローを突き立てるがビクともしない。




「硬っ………!うわっ!」


すぐに振りほどかれてしまい地面に叩きつけられ、間髪入れずにその剣のような胴体が迫る。



「やべっ!」


すぐさま起き上がると胴体による攻撃を飛び退いて回避する。



「あっぶね………」


ふと先ほどまで自分がいた場所を見る。
地面は大きく抉れその衝撃の凄まじさを物語っていた。



これだけは言える。



当たったら………確実に死ぬと。




「あ、当たらなきゃいいんだろ!当たらなきゃ!」


《ガンモード!》


ヴァルツクローをガンモードに変形させエネルギー弾を数回放つ。

エネルギー弾は全弾命中。






しかし…………



「ヴァーハハハハハハ!無駄無駄無駄ァァァ!!

このエクスマキナにそんなチンケな攻撃は効かんぞォォ!!」




エクスマキナには傷1つついていない。


くっそぉ………どんだけ硬いんだよ!
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