─────


「何処だァ………仮面ライダー！私を焦らすなァ！」


1人現場にたどり着くと、そこにいたのはオレンジ色の北京ダックみたいな頭部を持つ無数の戦闘員たちと来栖さん。

この北京ダックみたいな戦闘員を操ってるのはこの人か！


……ていうか、なんか様子がおかしいぞ………？




「またアンタか……！」


「待っていたぞォ……仮面ライダー！待ちくたびれておかしくなりそうだったわァァ！」


……どうやら目的はノエルというよりは俺のようだ。

明らかに昨晩と様子が違うのだが、そんなことは今はどうでもいい。
ライダーカプセルを取り出すとライダーカプセルを起動させる。



《リヒト！》《ドゥンケル！》


「変身！」


《デュアルフュージョン！ヴァルツ！ベーシック！》


《光と闇のマリアージュ！今こそ立ち上がれ最強のライダー！》


ブレスレット型のホルダーに起動したカプセルを装填し、エクスライザーでリード。

ヴァルツに変身すると手近にいた戦闘員を殴り飛ばす。



吹っ飛ばされ、背後にいた連中を巻き込み消滅する戦闘員たち。




しかし、戦闘員たちは次から次へと迫り来る。





「くそっ………キリがないな………！」


あー……勇騎さん叩き起こしてくれば良かったかなぁ………？

いやいやあの童貞野郎の力はアテにしてないから。

ていうかあの人じゃなくても基本誰も信用はしないことにしている。
そう決めてるんだよ。



しかし、そうは言ってもこの数の戦闘員を1人で相手するのは流石にキツすぎる。


どうする俺？どうするよ！？