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「「いやー……やっぱり神回だわ……マグニフィセント登場回」」


やがてウルトラマンの再放送も終わりテレビにはニュースが映し出されていた。

ちなみに地面に転がっている産業廃棄ぶt………勇騎さんは依然として気絶したままだ。


全く………いつまで気絶してるのやら。



「なんか食べる？ハムエッグとトーストしか用意出来ないけど………」


「あ、俺はそこまでお腹空いてないしいいや。ノエルに準備してあげてよ」


「わかった」


慣れた手つきで朝食の準備を始める理緒。

俺はぼんやりとニュースを見ていた。





「………また北が新型のミサイル撃ったのかよ……ホント懲りないよなぁ」


俺はニュースの内容を見て思わずつぶやく。

ちなみにニュースの内容は想像に任せる。




「ホントにそうだよね………」


理緒もニュースを見ていたようでため息をつく。





「ただでさえこの世界は怪人が蔓延ってるのにそこに更にミサイルが飛んでくるとかね……」












『緊急速報です！』









「「「！？」」」


突如ニュースの画面が切り替わり緊急速報のテロップが表示される。




『現在、姫矢市・願葉区に、怪物が多数現れ、人々を襲っています！

市民の皆さんは自宅から出ないようにして、屋外にいる方は直ちに建物の中に避難してください！

繰り返します………』


ニュースを見た途端立ち上がり、店を飛び出す。




「ボクも行くよ！」


「理緒はノエルを頼む！」


「で、でも………」


「俺は大丈夫だから！」


「わかった……！」




………もう誰かが怪人に殺されるのを見るのは御免だ。

理緒にノエルを託し、俺は1人死地へと向かうのであった。