Episode.2 RIVEL

「アンタは一体………?」


目の前に現れた純白の飾り気のないライダー。

名前はリベル……であってるよな?


それにしてもいきなり現れていきなりノエルを渡せって………。

ノエルを護るように奴の前に立ちはだかると俺は再びカプセルを構える。





「なんでノエルを………!」


こちらに歩み寄ってくるリベル。

ノエルは心なしかリベルに怯えているように見える。





「問答無用って訳か……!」


《リヒト!》《ドゥンケル!》



「変身!!」


《デュアルフュージョン!ヴァルツ!ベーシック!》

《光と闇のマリアージュ!今こそ立ち上がれ最強のライダー!!》


並び立つ白と黒の影が折り重なると俺は再び変身を遂げる。




「はぁぁぁっ!」


地を蹴り駆け出すと拳を振るう。

風を切り、奴に迫る拳。

だが、俺の拳は奴には届かなかった。




「………っ!」


拳を受け止められた。

だが、相手のリアクションや奴の腕からバチッという音と共に吹き上がる火花を見れば、多少なりとダメージを負っているのがわかる。




「………なんでだ……なんでノエルを狙う!?怯えてるだろ!」


「お前には関係のない事だ……!」


「ふざけんな………どいつもこいつも………もうほっといてやれよ!」
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