Episode.1 VALZ
「ぐっ……!」
……前言撤回しよう。
爆炎の中から来栖さんが出てきた。
そりゃそーだ、殺しはしていないのだから。
ていうか俺は人間『は』直接殺さない主義だ。
その辺りの線引きは徹底している。
だけど、その姿は満身創痍そのもの。
もう戦えはしないだろう。
「ぐっ………!これでいいんだ………これで………」
なにやら気になる言葉を呟くと来栖さんは体を引きずるようにしてその場を去っていった。
少し気になるが、今はどうでもいい。
「ノエル!」
変身を解除するとノエルに駆け寄る。
「よかった………」
「ノエル!?」
ノエルは微笑むとその場に倒れ込んでしまう。
俺はノエルの体を受け止める。
ワンピース越しにもわかるこのスレンダーな体型。
ちょっとでも力を入れてしまえばポッキリと折れてしまいそうだ。
スカートの裾が何やらぐっしょりと濡れているようだけど、そんなことも頭に入ってこない。
「おい、しっかりしろノエル!」
「私は大丈夫………それより………」
ノエルが何かいいかけた途端、バイクのエキゾーストノートが聞こえてくる。
バイクはやがて俺たちの目の前で止まり、バイクに乗っていた男が降りてくる。
「………やっと見つけた」
「?」
男はそういうとベルトのバックルのようなものを装着する。
そして取り出したのは………
「宝石………?」
「変身」
男は取り出した宝石をバックルにセットする。
《SET UP!》
《チェーンジ!仮面ライダー!リベル!》
すると男の体は光に包まれて俺の変身するヴァルツとは対照的に純白の装甲に包まれた見たこともないライダーに変身した。
「………悪いが、その子を渡してくれないか?」
ノエルとの出会い。そして俺の初恋。
それと同時に現れたノエルを狙う見たこともない怪人に見たこともないライダー。
俺の脳みそでは理解が追いつかない。
一体全体何がどうなってんだよ!?
……前言撤回しよう。
爆炎の中から来栖さんが出てきた。
そりゃそーだ、殺しはしていないのだから。
ていうか俺は人間『は』直接殺さない主義だ。
その辺りの線引きは徹底している。
だけど、その姿は満身創痍そのもの。
もう戦えはしないだろう。
「ぐっ………!これでいいんだ………これで………」
なにやら気になる言葉を呟くと来栖さんは体を引きずるようにしてその場を去っていった。
少し気になるが、今はどうでもいい。
「ノエル!」
変身を解除するとノエルに駆け寄る。
「よかった………」
「ノエル!?」
ノエルは微笑むとその場に倒れ込んでしまう。
俺はノエルの体を受け止める。
ワンピース越しにもわかるこのスレンダーな体型。
ちょっとでも力を入れてしまえばポッキリと折れてしまいそうだ。
スカートの裾が何やらぐっしょりと濡れているようだけど、そんなことも頭に入ってこない。
「おい、しっかりしろノエル!」
「私は大丈夫………それより………」
ノエルが何かいいかけた途端、バイクのエキゾーストノートが聞こえてくる。
バイクはやがて俺たちの目の前で止まり、バイクに乗っていた男が降りてくる。
「………やっと見つけた」
「?」
男はそういうとベルトのバックルのようなものを装着する。
そして取り出したのは………
「宝石………?」
「変身」
男は取り出した宝石をバックルにセットする。
《SET UP!》
《チェーンジ!仮面ライダー!リベル!》
すると男の体は光に包まれて俺の変身するヴァルツとは対照的に純白の装甲に包まれた見たこともないライダーに変身した。
「………悪いが、その子を渡してくれないか?」
ノエルとの出会い。そして俺の初恋。
それと同時に現れたノエルを狙う見たこともない怪人に見たこともないライダー。
俺の脳みそでは理解が追いつかない。
一体全体何がどうなってんだよ!?