Episode.10 LUCY
「フフッ……いい感じにシンギュラってるねぇ」
「「「「!?」」」」
《チェーンジッ!仮面ライダー!亡!!》
誰かの声が響く。
それと同時に巻き上がる突風。
その瞬間、こまちの姿が視界から消える。
「こまちさん!?」
こまちがいなくなったことに気付き狼狽えるルーシー。
しかし、こまちはすぐに見つかった。
「な………なんだ………あのライダー………?」
こまちは俺たちの眼前にいる“ソイツ”に姫抱きされていた。
白いアーマーに黒いインナー。
舞い上がる突風にも狼の横顔にも見える装飾が装備された仮面。
青い複眼。
そして目を引くのは両腕の鉤爪。
それから勇騎さんのベルトと同型のジュエルドライバー。
そこから勇騎さんと同じように複数の歴代ライダーの力を借りて戦う相手だと予測できる。
《FORCE RISE………!》
《JAPANESE WOLF!
BREAK DOWN……!》
「……“仮面ライダー亡”。
やっぱりアンタでも知らないよね。
──呼道勇騎さん?」
「なんで俺の名前を………
いや、そんな事はどうでもいい。
その子を返して貰おうか………!」
奴の言葉やベルトのガイダンスボイスからしてあのライダーは仮面ライダー亡(ナキ)というらしい。
そして亡なるライダーが抱えるこまちを解放するべく、勇騎さんはジュエルドライバーを構えた。
その瞬間………
「───遅いよ」
目の前にいた亡の姿が再び消えた。
刹那、亡と抱き抱えられたこまちは俺たちの背後に現れた。
────バサッ
「なっ…………!?」
「「「きゃーーーーー!!!」」」
何かが落ちる音。
こまちを含めた女性陣の悲鳴。
───硬直する勇騎さん。
まさに混沌。
こんなギャグみたいな展開あるもんか。
「ゆ、勇騎さーーーーーーーーんっ!!」
「ふ…………
フルティンにされたァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
そう、俺の目の前には全裸にされた勇騎さん。
あの亡とかいうライダーは勇騎さんの服だけを切り刻んだのだ。
ていうか器用すぎない!?
「「「「!?」」」」
《チェーンジッ!仮面ライダー!亡!!》
誰かの声が響く。
それと同時に巻き上がる突風。
その瞬間、こまちの姿が視界から消える。
「こまちさん!?」
こまちがいなくなったことに気付き狼狽えるルーシー。
しかし、こまちはすぐに見つかった。
「な………なんだ………あのライダー………?」
こまちは俺たちの眼前にいる“ソイツ”に姫抱きされていた。
白いアーマーに黒いインナー。
舞い上がる突風にも狼の横顔にも見える装飾が装備された仮面。
青い複眼。
そして目を引くのは両腕の鉤爪。
それから勇騎さんのベルトと同型のジュエルドライバー。
そこから勇騎さんと同じように複数の歴代ライダーの力を借りて戦う相手だと予測できる。
《FORCE RISE………!》
《JAPANESE WOLF!
BREAK DOWN……!》
「……“仮面ライダー亡”。
やっぱりアンタでも知らないよね。
──呼道勇騎さん?」
「なんで俺の名前を………
いや、そんな事はどうでもいい。
その子を返して貰おうか………!」
奴の言葉やベルトのガイダンスボイスからしてあのライダーは仮面ライダー亡(ナキ)というらしい。
そして亡なるライダーが抱えるこまちを解放するべく、勇騎さんはジュエルドライバーを構えた。
その瞬間………
「───遅いよ」
目の前にいた亡の姿が再び消えた。
刹那、亡と抱き抱えられたこまちは俺たちの背後に現れた。
────バサッ
「なっ…………!?」
「「「きゃーーーーー!!!」」」
何かが落ちる音。
こまちを含めた女性陣の悲鳴。
───硬直する勇騎さん。
まさに混沌。
こんなギャグみたいな展開あるもんか。
「ゆ、勇騎さーーーーーーーーんっ!!」
「ふ…………
フルティンにされたァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
そう、俺の目の前には全裸にされた勇騎さん。
あの亡とかいうライダーは勇騎さんの服だけを切り刻んだのだ。
ていうか器用すぎない!?