Episode.1 VALZ
「はぁっ!」
助走から飛び上がり自由落下を利用して勢いをつけたパンチ。
直撃こそするも、奴の甲羅には傷1つつかない。
「うっ………!」
しかも逆にこっちがダメージを負い、後ずさる始末。
「貧弱貧弱ゥ!」
キャンサーバットは俺の腕を掴み地面に叩きつけると、俺の体を蹴り飛ばす。
何メートルも吹っ飛ばされ、壁に激突。
ひっぺり剥がされるように地面に転がりこむ。
「せっかく気を利かせて正々堂々と一対一の勝負にしているというのになんだその体たらくは」
……正々堂々?どこがだ。こんなチート兵器使いやがって。
「調子に乗ってられるのも今のうちだぞ………!」
とは言うもののもう体に力が入らない。
今の俺が勝てる確率は限りなく0%に近いだろう。
だが、俺は立ち上がる。
なけなしの勇気と気力を振り絞って。
「ほう………まだ立ち上がるか」
ふらつきながらも立ち上がる俺を見て感心したかのように呟く。
「いいだろう………これでエンドマークだ!」
キャンサーバットの全身が赤黒く光り輝くと全身から極太のレーザーを発射する。
「うっ………うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
立ち上がるまではよかった。
だがもはや攻撃を回避する力は残されていなかった。
レーザーの直撃をモロに受けるとスーツが爆散し、変身が解除される。
大空を仰ぐように倒れこむ。
くそ………ここまでか…………!
助走から飛び上がり自由落下を利用して勢いをつけたパンチ。
直撃こそするも、奴の甲羅には傷1つつかない。
「うっ………!」
しかも逆にこっちがダメージを負い、後ずさる始末。
「貧弱貧弱ゥ!」
キャンサーバットは俺の腕を掴み地面に叩きつけると、俺の体を蹴り飛ばす。
何メートルも吹っ飛ばされ、壁に激突。
ひっぺり剥がされるように地面に転がりこむ。
「せっかく気を利かせて正々堂々と一対一の勝負にしているというのになんだその体たらくは」
……正々堂々?どこがだ。こんなチート兵器使いやがって。
「調子に乗ってられるのも今のうちだぞ………!」
とは言うもののもう体に力が入らない。
今の俺が勝てる確率は限りなく0%に近いだろう。
だが、俺は立ち上がる。
なけなしの勇気と気力を振り絞って。
「ほう………まだ立ち上がるか」
ふらつきながらも立ち上がる俺を見て感心したかのように呟く。
「いいだろう………これでエンドマークだ!」
キャンサーバットの全身が赤黒く光り輝くと全身から極太のレーザーを発射する。
「うっ………うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
立ち上がるまではよかった。
だがもはや攻撃を回避する力は残されていなかった。
レーザーの直撃をモロに受けるとスーツが爆散し、変身が解除される。
大空を仰ぐように倒れこむ。
くそ………ここまでか…………!