Episode.1 VALZ
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「………さぁ、どこからでも来い!」
さて、少し時間を戻して。
ノエルが建物の中へと駆け出していくのを見届けると、俺は変身し、ビームグレイブを構える。
若干手が震えているのはご愛嬌だ。
「ほう………この戦力差を見てまだ闘志を失わないとは。
いいだろう、私自らが貴様を処断しよう。この“エクスライザー”の力でね!」
そう言って来栖さんが取り出したのは赤と黒のカラーリングが施された握力計みたいな機械。
……ん?もうちょっと他に表現の仕方がなかったのかって?
黙ルフォイ!こっちは戦いに集中してて頭がまわんないんだよ!
………そんなこと言ってる場合じゃないよな。
「バットファンガイア!」
《バットファンガイア!》
続け様に来栖さんが取り出したのはカプセルのような機械。
それを起動させると左腕に巻き付けてあるブレスレットのようなものに装填する。
どうやらこのブレスレットがカプセルのホルダーになっているようだ。
「キャンサーゾディアーツ!」
《キャンサーゾディアーツ!》
もう1つカプセルを取り出すとそれも腕のホルダーに装填する。
「これでエンドマークだ………!」
そしてカプセルがふたつ装填されると、エクスライザーと呼ばれた機械でカプセルをホルダーごとスキャンする。
《デュアルフュージョン!キャンサーバット!!》
くぐもった電子音声と共にキャンサーゾディアーツとバットファンガイア、そして来栖さんの体が光に包まれてそれらが折り重なる。
そして誕生したのは………
「………なんだこれ…………!!」
──カニの甲羅にコウモリの翼。
蟹座の軌跡にステンドグラスのような模様。
何より目を引くのが左手の巨大な鋏。
先ほどの2体の怪人………キャンサーゾディアーツとバットファンガイアの特徴を引き継いだ全く新しい怪人が誕生した。
「エクスキメラ……キャンサーバット。
さぁ………処刑の時間だァァァァ!!」
「………さぁ、どこからでも来い!」
さて、少し時間を戻して。
ノエルが建物の中へと駆け出していくのを見届けると、俺は変身し、ビームグレイブを構える。
若干手が震えているのはご愛嬌だ。
「ほう………この戦力差を見てまだ闘志を失わないとは。
いいだろう、私自らが貴様を処断しよう。この“エクスライザー”の力でね!」
そう言って来栖さんが取り出したのは赤と黒のカラーリングが施された握力計みたいな機械。
……ん?もうちょっと他に表現の仕方がなかったのかって?
黙ルフォイ!こっちは戦いに集中してて頭がまわんないんだよ!
………そんなこと言ってる場合じゃないよな。
「バットファンガイア!」
《バットファンガイア!》
続け様に来栖さんが取り出したのはカプセルのような機械。
それを起動させると左腕に巻き付けてあるブレスレットのようなものに装填する。
どうやらこのブレスレットがカプセルのホルダーになっているようだ。
「キャンサーゾディアーツ!」
《キャンサーゾディアーツ!》
もう1つカプセルを取り出すとそれも腕のホルダーに装填する。
「これでエンドマークだ………!」
そしてカプセルがふたつ装填されると、エクスライザーと呼ばれた機械でカプセルをホルダーごとスキャンする。
《デュアルフュージョン!キャンサーバット!!》
くぐもった電子音声と共にキャンサーゾディアーツとバットファンガイア、そして来栖さんの体が光に包まれてそれらが折り重なる。
そして誕生したのは………
「………なんだこれ…………!!」
──カニの甲羅にコウモリの翼。
蟹座の軌跡にステンドグラスのような模様。
何より目を引くのが左手の巨大な鋏。
先ほどの2体の怪人………キャンサーゾディアーツとバットファンガイアの特徴を引き継いだ全く新しい怪人が誕生した。
「エクスキメラ……キャンサーバット。
さぁ………処刑の時間だァァァァ!!」