Episode.8 Re:BUILD
「“シンプル・イズ・ベスト”。
これがこの世の真理。
なのに最近のライダーはごちゃごちゃしていけねぇな」
「っ!ブライアンお願い!」
「おうよっ!!」
《BRIAN!MAXIMUM-DRIVE!!》
《姫百合!プリーズ!》
《プロテクション・プリーズ……》
奴の鋭い斬撃が迫る。
それと同時に起動させるメモリと指輪の力。
特にブライアンメモリや先程のキャロルメモリは『RPT2000』シリーズと呼ばれる特殊なガイアメモリであり、こんな風に会話することもできる。
彼らも私の大事な相棒なのだ。
そして、ブライアンメモリの能力は防御力の強化。
この姿への変身で追加された空色の丸盾『セウプラタ』を構え、それを中心にメモリと指輪、私のNS (ニューシード)で作り上げた強固な光の盾を形成。
ここまでやったんだ。
奴の剣がいくら強力でも、この光の盾に防げないと言うことはないはずだ。
実際に奴の剣もこの盾を貫通は出来なかったようでガンッという音と共に防ぐことに成功する。
「………よかったな、はじめて攻撃を防げて」
瞬間奴の剣の中心の風車が回り、グリップから切っ先に向かうように、刀身がエネルギーに包まれれば、奴は更に力を込める。
「嘘っ……!?あぁぁっ!!」
その瞬間、光の盾はまるで豆腐でも切るかのように、意図も容易く切り裂かれてしまい、セウプラタも破壊されてしまい、武装としては成り立たなくなってしまった。
「残念だが、相手が悪すぎたな」
「そんな………!」
攻撃も通用しない。
防御も出来ない。
スピードで圧倒することも出来ない。
ダメだ………格が違いすぎる………!
だが、それだけではない。
───その異変はついに始まった。
「す、済まねぇ………
どう………やら………こ、こ…………」
「ぶ、ブライアンっ!?ブライアン!!」
喋るガイアメモリ……ブライアンの声がノイズと共に遠退いていき、間もなく何の反応も示さなくなる。
「………忘れたのか?
この世界は“ライダーの世界”。
ライダー以外の力は拒絶される。
そいつらはガワこそガイアメモリだが、中身の“記憶”はまるっきり違う。
こんなもん、この世界でまともに“存在”できるわきゃねぇだろ」
「っ!!」
“ライダー以外の力は拒絶させる”。
確かに私は魔法が発達し他の世界の人たちから“ファンタジー”と形容されるような世界で生まれた。
でも私の両親も仮面ライダーで、それで憧れてたけど私の力はライダー以外の力をライダーの力で束ねているんだよ?
じゃあそれら全てが無くなったら私のホープは………。
「………スッカスカになるだろうな。
ていうか、まずはその武器の心配でもしてろ。
特に“サクラ”とかいう奴は………一番最初の相棒なんだろ?」
「っ!!」
───そうだ。
シザーズセイバーガンとして融合させた『サクラ』と『紫蓮』。
特にサクラは私の最初の“相棒”だった。
はじめて自力で生成した魔武器でライダーになる前からずっと共に戦ってきた。
そして、初めて人間の姿になったときは本当に嬉しかったのを今でも覚えている。
なのに………!!
「サクラッ!紫蓮ッ!」
「……………ご、ごめんなさい
………ヒ、姫…………!」
………嘘でしょ?
紫蓮に至ってはもう反応すらない。
サクラもいつ途絶えるか分からない。
どうしよう………どうしよう………
どうしようどうしようどうしよう!
このままじゃ私は…………
本当に何もかも無くしてしまう………!!
これがこの世の真理。
なのに最近のライダーはごちゃごちゃしていけねぇな」
「っ!ブライアンお願い!」
「おうよっ!!」
《BRIAN!MAXIMUM-DRIVE!!》
《姫百合!プリーズ!》
《プロテクション・プリーズ……》
奴の鋭い斬撃が迫る。
それと同時に起動させるメモリと指輪の力。
特にブライアンメモリや先程のキャロルメモリは『RPT2000』シリーズと呼ばれる特殊なガイアメモリであり、こんな風に会話することもできる。
彼らも私の大事な相棒なのだ。
そして、ブライアンメモリの能力は防御力の強化。
この姿への変身で追加された空色の丸盾『セウプラタ』を構え、それを中心にメモリと指輪、私のNS (ニューシード)で作り上げた強固な光の盾を形成。
ここまでやったんだ。
奴の剣がいくら強力でも、この光の盾に防げないと言うことはないはずだ。
実際に奴の剣もこの盾を貫通は出来なかったようでガンッという音と共に防ぐことに成功する。
「………よかったな、はじめて攻撃を防げて」
瞬間奴の剣の中心の風車が回り、グリップから切っ先に向かうように、刀身がエネルギーに包まれれば、奴は更に力を込める。
「嘘っ……!?あぁぁっ!!」
その瞬間、光の盾はまるで豆腐でも切るかのように、意図も容易く切り裂かれてしまい、セウプラタも破壊されてしまい、武装としては成り立たなくなってしまった。
「残念だが、相手が悪すぎたな」
「そんな………!」
攻撃も通用しない。
防御も出来ない。
スピードで圧倒することも出来ない。
ダメだ………格が違いすぎる………!
だが、それだけではない。
───その異変はついに始まった。
「す、済まねぇ………
どう………やら………こ、こ…………」
「ぶ、ブライアンっ!?ブライアン!!」
喋るガイアメモリ……ブライアンの声がノイズと共に遠退いていき、間もなく何の反応も示さなくなる。
「………忘れたのか?
この世界は“ライダーの世界”。
ライダー以外の力は拒絶される。
そいつらはガワこそガイアメモリだが、中身の“記憶”はまるっきり違う。
こんなもん、この世界でまともに“存在”できるわきゃねぇだろ」
「っ!!」
“ライダー以外の力は拒絶させる”。
確かに私は魔法が発達し他の世界の人たちから“ファンタジー”と形容されるような世界で生まれた。
でも私の両親も仮面ライダーで、それで憧れてたけど私の力はライダー以外の力をライダーの力で束ねているんだよ?
じゃあそれら全てが無くなったら私のホープは………。
「………スッカスカになるだろうな。
ていうか、まずはその武器の心配でもしてろ。
特に“サクラ”とかいう奴は………一番最初の相棒なんだろ?」
「っ!!」
───そうだ。
シザーズセイバーガンとして融合させた『サクラ』と『紫蓮』。
特にサクラは私の最初の“相棒”だった。
はじめて自力で生成した魔武器でライダーになる前からずっと共に戦ってきた。
そして、初めて人間の姿になったときは本当に嬉しかったのを今でも覚えている。
なのに………!!
「サクラッ!紫蓮ッ!」
「……………ご、ごめんなさい
………ヒ、姫…………!」
………嘘でしょ?
紫蓮に至ってはもう反応すらない。
サクラもいつ途絶えるか分からない。
どうしよう………どうしよう………
どうしようどうしようどうしよう!
このままじゃ私は…………
本当に何もかも無くしてしまう………!!