Episode.8 Re:BUILD
「あぁぁっ…………あぁぁぁぁぁっ!!
セッテェ!セッテェェェェェ!!」
嘘だ!こんなの嘘だ!
なんで………さっきまでずっと一緒だったのに!
半狂乱になりながら、全身に走る痛みすらものともせず炎の中心で倒れ伏すセッテに駆け寄った。
滅は勝負がついたと判断したのか、変身を解く。
私はセッテの体を揺すり抱きしめ、泣き叫ぶ。
「置いてかないで!私をひとりにしないで!
置いてかないでよ!!セッテェェェェ!!」
「せっかく見逃してやろうと思ったのに
……見てられねぇな。
さっさと失せろ。今ならお前の命まではとらねぇよ」
私の背後から聞こえる奴の呆れたような声。
私はおもむろにセッテをこんな目に遇わせた男……ジニアを見る。
紅蓮の炎に照らされ奴の顔が浮かぶ。
その表情に浮かびあがるのは“哀れみ”。
私から何もかも奪っておいて………私を哀れむのか………!
「許さない……………!」
セッテを寝かせユラリ、と立ち上がる。
目の前にはあの男……ジニア。
「『セッテをこんな目に遇わせたお前を』……ってか?
なら、最後の忠告だ………“止めとけよ”。
俺も………弱いものいじめは嫌いなんだよ」
「っ!!」
────私の中で何かが切れた。
私はおもむろにあるものを取り出す。
それは『ガイアメモリ』。
地球の記憶を内包した魔性の小箱と呼ばれるソレは『Wの世界』によって生まれたものだ。
『ウィザードの世界』のライダーの流れを汲む私のホープには一見無縁のものに思えるだろう。
───だが、これが私のもうひとつの力。
《EXCEED HOPE!!》
蒼いボディを基調とし、様々な色に輝く“摩訶不思議”なガイアメモリ……『エクシードホープメモリ』を起動し、それをホープドライバーの左腰に位置するスロットに装填する。
そう……私のホープは『ダブル』と『ウィザード』……2つのライダーのテクノロジーを融合させたライダーなのだ。
《シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!》
町を包む炎と蒼、桜、紅、山吹、薄紫……五色の光が闇夜を照らす。
そしてそんな闇夜に輝くのは翼のような形の蒼のフレームを纏う指輪。
中には橙の星を閉じ込めた白銀の宝石。
これが私の最強の力を解き放つキー。
『インフィニットエクシードリング』だ。
「変身ッッ!!!」
《インフィニット!エクシーーーードッ!!》
嵌めたインフィニットエクシードリングを頭上に掲げる。
五色の魔方陣が頂点を結ぶ星形の巨大な魔方陣が展開。
弾ける星。
五色の魔方陣が私の体を通過する。
その度に桜、彼岸花、姫百合、紫羅欄花の花弁が舞い上がり、私のショータイムを演出する。
そして最後に桔梗の花弁が舞い上がり、その姿が顕現する。
白のインナー。
空色に白銀のラインがあしらわれた魔法着。
青い翼があしらわれた白銀の宝石を模した頭部。
そして複眼にあたる部分は橙の星の煌めき。
『ホープ・インフィニットエクシード』。
私の『希望』。
『勇者』にして『魔法使い』のホープの最強の姿。
「さぁ………希望のショータイムよ…………!」
「変身プロセスが長ぇわ…………」
奴の呆れ顔が露骨な嫌悪に変わるなか、私を見つめると奴も再びジュエルを構える。
これから私が………その顔を地面に叩き伏せてやる………!
セッテェ!セッテェェェェェ!!」
嘘だ!こんなの嘘だ!
なんで………さっきまでずっと一緒だったのに!
半狂乱になりながら、全身に走る痛みすらものともせず炎の中心で倒れ伏すセッテに駆け寄った。
滅は勝負がついたと判断したのか、変身を解く。
私はセッテの体を揺すり抱きしめ、泣き叫ぶ。
「置いてかないで!私をひとりにしないで!
置いてかないでよ!!セッテェェェェ!!」
「せっかく見逃してやろうと思ったのに
……見てられねぇな。
さっさと失せろ。今ならお前の命まではとらねぇよ」
私の背後から聞こえる奴の呆れたような声。
私はおもむろにセッテをこんな目に遇わせた男……ジニアを見る。
紅蓮の炎に照らされ奴の顔が浮かぶ。
その表情に浮かびあがるのは“哀れみ”。
私から何もかも奪っておいて………私を哀れむのか………!
「許さない……………!」
セッテを寝かせユラリ、と立ち上がる。
目の前にはあの男……ジニア。
「『セッテをこんな目に遇わせたお前を』……ってか?
なら、最後の忠告だ………“止めとけよ”。
俺も………弱いものいじめは嫌いなんだよ」
「っ!!」
────私の中で何かが切れた。
私はおもむろにあるものを取り出す。
それは『ガイアメモリ』。
地球の記憶を内包した魔性の小箱と呼ばれるソレは『Wの世界』によって生まれたものだ。
『ウィザードの世界』のライダーの流れを汲む私のホープには一見無縁のものに思えるだろう。
───だが、これが私のもうひとつの力。
《EXCEED HOPE!!》
蒼いボディを基調とし、様々な色に輝く“摩訶不思議”なガイアメモリ……『エクシードホープメモリ』を起動し、それをホープドライバーの左腰に位置するスロットに装填する。
そう……私のホープは『ダブル』と『ウィザード』……2つのライダーのテクノロジーを融合させたライダーなのだ。
《シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!》
町を包む炎と蒼、桜、紅、山吹、薄紫……五色の光が闇夜を照らす。
そしてそんな闇夜に輝くのは翼のような形の蒼のフレームを纏う指輪。
中には橙の星を閉じ込めた白銀の宝石。
これが私の最強の力を解き放つキー。
『インフィニットエクシードリング』だ。
「変身ッッ!!!」
《インフィニット!エクシーーーードッ!!》
嵌めたインフィニットエクシードリングを頭上に掲げる。
五色の魔方陣が頂点を結ぶ星形の巨大な魔方陣が展開。
弾ける星。
五色の魔方陣が私の体を通過する。
その度に桜、彼岸花、姫百合、紫羅欄花の花弁が舞い上がり、私のショータイムを演出する。
そして最後に桔梗の花弁が舞い上がり、その姿が顕現する。
白のインナー。
空色に白銀のラインがあしらわれた魔法着。
青い翼があしらわれた白銀の宝石を模した頭部。
そして複眼にあたる部分は橙の星の煌めき。
『ホープ・インフィニットエクシード』。
私の『希望』。
『勇者』にして『魔法使い』のホープの最強の姿。
「さぁ………希望のショータイムよ…………!」
「変身プロセスが長ぇわ…………」
奴の呆れ顔が露骨な嫌悪に変わるなか、私を見つめると奴も再びジュエルを構える。
これから私が………その顔を地面に叩き伏せてやる………!