Episode.8 Re:BUILD
「もしかして、ノゾミ……気づいてなかった?」
「まっ、まっさか~!」
ジトっとしたセッテの視線を感じつつ、私は指輪をはめる。
………これが、私の力の“源”だ。
《ドライバーオン・プリーズ………》
まずは手形を模したリングを私の腰に巻かれたベルトに翳す。
すると発せられるガイダンスボイスと共に、私の腰に出現する手の形を模したベルト。
これが私の“仮面ライダーとしての力”。
《シャバドゥビタッチヘンシーン!
シャバドゥビタッチヘンシーン!》
ドライバーの操作により発せられる“呪文”。
軽快なノリとふざけたような音声だが、これが変身という“魔法”を発動させるための呪文詠唱であり、それを最適化し簡略化したものなのだ。
「変身!」
《ソル!プリーズ!》
《サンサン………サンサン………ッ!!》
指輪をかざし、指輪を嵌めた左手を左に突きだすと金色に縁取られたワインレッドの魔方陣が出現。
魔方陣が私の体を包み込むと、私に魔法衣が装着される。
ワインレッドの宝石を模した鎧、白のスーツ、金色の縁取り………これが私だけの仮面ライダー……『ホープ』である。
「よし、任せてよ!」
《ルパッチマジックタッチゴー!
ルパッチマジックタッチゴー!》
《エクステンド!プリーズ!》
再びドライバー操作の後、指輪を翳す。
すると魔法の発動を告げる音声と共に私の右腕はまるで蛇の如く長く伸びる。
これが『エクステンド』の魔法の効果。
物体を柔らかくして伸縮させることができる。
そう、ゴムのように。
私は手近の丈夫そうな木の枝を掴み、腕の長さが戻る力を利用し、一気に木を昇る。
これを利用することで、自分のジャンプ力よりも高い位置にある所に行けるわけだ。
そうして私は木に登り、辺りを見舞わす。
すると目測で4キロほどだろうか?
私の目の前の方角に小さな町があるのを見つけた。
「セッテー、少し遠いけどこの森を抜けた先に町があるよーー!」
「どっちー!?」
「あっちー!!」
私はそれを木の上からセッテに知らせ、木から飛び降りる。
だが、私のショータイムは終わらない。
《ルパッチマジックタッチゴー!
ルパッチマジックタッチゴー!》
《ガルーダァァァァ!プリーズ……》
《ユニコォォォォン!プリーズ……》
続いて私は魔法を次々と発動していく。
読み込ませたのは動物が描かれた指輪だ。
ひとつはガルーダ、もうひとつはユニコーン。
これは指輪の魔法使いの異名をもつライダーたちの“使い魔”………『プラモンスター』なる者たちを呼び出す魔法だ。
まるで玩具を思わせる四角い魔法陣がふたつ出現するとそこから切り離されるようにして使い魔たちを構成する部品が魔法陣を離れ、組み上げられて行く。
そして、手のひらサイズのガルーダとユニコーン………『レッドガルーダ』と『ブルーユニコーン』が召喚されるのであった。
「はい、セッテ。これつけて」
「うん」
セッテにはめさせたのはスモールの魔法を発動させるリング。
そして、自分もリングをはめて………
《スモール!プリーズ……》
《スモール!プリーズ……》
先にセッテに指輪を読み込ませ、その次に私が指輪を読み込む。
この指輪は『スモール』。
その名前の通り、物体を小さくできるのだ!
「よーし、いこー!!」
「おー!」
小さくなった私は先ほど召喚したガルーダ、同じく小さくなったセッテはユニコーンに乗り、町を目指すのであった。
「まっ、まっさか~!」
ジトっとしたセッテの視線を感じつつ、私は指輪をはめる。
………これが、私の力の“源”だ。
《ドライバーオン・プリーズ………》
まずは手形を模したリングを私の腰に巻かれたベルトに翳す。
すると発せられるガイダンスボイスと共に、私の腰に出現する手の形を模したベルト。
これが私の“仮面ライダーとしての力”。
《シャバドゥビタッチヘンシーン!
シャバドゥビタッチヘンシーン!》
ドライバーの操作により発せられる“呪文”。
軽快なノリとふざけたような音声だが、これが変身という“魔法”を発動させるための呪文詠唱であり、それを最適化し簡略化したものなのだ。
「変身!」
《ソル!プリーズ!》
《サンサン………サンサン………ッ!!》
指輪をかざし、指輪を嵌めた左手を左に突きだすと金色に縁取られたワインレッドの魔方陣が出現。
魔方陣が私の体を包み込むと、私に魔法衣が装着される。
ワインレッドの宝石を模した鎧、白のスーツ、金色の縁取り………これが私だけの仮面ライダー……『ホープ』である。
「よし、任せてよ!」
《ルパッチマジックタッチゴー!
ルパッチマジックタッチゴー!》
《エクステンド!プリーズ!》
再びドライバー操作の後、指輪を翳す。
すると魔法の発動を告げる音声と共に私の右腕はまるで蛇の如く長く伸びる。
これが『エクステンド』の魔法の効果。
物体を柔らかくして伸縮させることができる。
そう、ゴムのように。
私は手近の丈夫そうな木の枝を掴み、腕の長さが戻る力を利用し、一気に木を昇る。
これを利用することで、自分のジャンプ力よりも高い位置にある所に行けるわけだ。
そうして私は木に登り、辺りを見舞わす。
すると目測で4キロほどだろうか?
私の目の前の方角に小さな町があるのを見つけた。
「セッテー、少し遠いけどこの森を抜けた先に町があるよーー!」
「どっちー!?」
「あっちー!!」
私はそれを木の上からセッテに知らせ、木から飛び降りる。
だが、私のショータイムは終わらない。
《ルパッチマジックタッチゴー!
ルパッチマジックタッチゴー!》
《ガルーダァァァァ!プリーズ……》
《ユニコォォォォン!プリーズ……》
続いて私は魔法を次々と発動していく。
読み込ませたのは動物が描かれた指輪だ。
ひとつはガルーダ、もうひとつはユニコーン。
これは指輪の魔法使いの異名をもつライダーたちの“使い魔”………『プラモンスター』なる者たちを呼び出す魔法だ。
まるで玩具を思わせる四角い魔法陣がふたつ出現するとそこから切り離されるようにして使い魔たちを構成する部品が魔法陣を離れ、組み上げられて行く。
そして、手のひらサイズのガルーダとユニコーン………『レッドガルーダ』と『ブルーユニコーン』が召喚されるのであった。
「はい、セッテ。これつけて」
「うん」
セッテにはめさせたのはスモールの魔法を発動させるリング。
そして、自分もリングをはめて………
《スモール!プリーズ……》
《スモール!プリーズ……》
先にセッテに指輪を読み込ませ、その次に私が指輪を読み込む。
この指輪は『スモール』。
その名前の通り、物体を小さくできるのだ!
「よーし、いこー!!」
「おー!」
小さくなった私は先ほど召喚したガルーダ、同じく小さくなったセッテはユニコーンに乗り、町を目指すのであった。