Episode.7 REUNION

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「着いたぜ………ここが俺たちの拠点BATTOLERだ!」


無事にバイクを回収し、毅さんを連れてBATTOLERへと戻る。


俺の手には食材の入ったエコバッグ。


ちなみにヒメには帰る途中で立ち寄ったメロンパンアイスのお店で買ったアルティメットミルクを飲ませている。



「ただいまー……」


「こんばんわー」


「もー!遅いよー勝利くーん!!

………あり?その人は?」


入るなり、理緒が出迎えてくれる。


おぉっ………我が女神よ…………!



いやいやぁ………ここは押さえなきゃだねぇ。



「あっ、あぁ………桐山毅さん。

俺たちの仲間で、この世界の仮面ライダー……アニマルだよ」


「そうなんだ!ボクは村瀬理緒。よろしくね!」


「あぁ、よろしくな」


ふたりは軽く自己紹介を終えると、握手をかわす。


ふたりともどちらかといえば体育会系のノリだから気が合うのだろうか。



まぁ………そんなことより、だ。



「り、理緒………これ!あとご褒美をくれ!」


理緒にエコバッグをつき出すような形でエコバッグをわたす。

ダメだもう我慢ができねぇぜ!



「そっかぁ………もう、我慢できないんだぁ………///ふふっ」


顔を赤らめ、妖艶な笑みを浮かべる理緒。

体育会系の爽やかなノリから一転、その表情は世の男を狂わせる夜の蝶。


あぁっ………み な ぎ っ て き た ぁーーーーーーーーーー!!



「ちょっと待っててね」


「お、おう!!」


「え、ナニコレどゆこと?」


すると理緒は何故かカウンターへ向かっていく。



毅さんが俺と理緒の様子に困惑しているが、そんなことはどーでもいい。


ついに、ついに!!

ごほうびタイムだァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!



そして…………その時は訪れた。




「お待たせっ!」


そして理緒が戻ってきた。




「へっ?」


衣服の変更はない。

強いてあげるならエプロンを更に着けただけだ。

そしてその両手にはマグカップ。


これで………何をするというのだ。




「はいっ、ごほうび。あと毅さんもどーぞ!」


「あ、どーも………」


「え、理緒………ナニコレ?」


「だからご褒美。アルティメットミルクを使ったスペシャルドリンクだってば」



「え…………」


だんだんと萎えていく。


脱力感が急に襲いかかり、カウンターに突っ伏す。



「え!?勝利くんどうしたの!?」


「え………どうしたの勝利のヤツ?」



そう………理緒の言っていたご褒美とは、カルシウム満点アルティメットミルクを使った本日のスペシャルドリンクのことだったのだ!!




「だぁぁぁぁぁぁ!

骨折り損のくたびれ儲けじゃねーかぁぁぁぁぁ…………!!」
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