Episode.7 REUNION
「フニィーーー!!」
バイクを走らせて間もなく、屋上にいた戦闘員たちも俺を追ってやって来た。
良かった良かった。
ちゃんと全員俺を追いかけてくれてるな。
───まぁ、スパイダーマッが俺を見て『待ってたぞ』なんて言ってたから、俺が目当てなんだろうとは思ってたけど。
その証拠に血痕はなかったし、襲われてる人もいなかったようだ。
しかし………律儀に俺だけにターゲットを絞ってそれ以外の一般人には手を出さないって、こいつら意外といい人………ってことはないか。
「ヒーハーーーーーー!!」
「見つけた………!」
しかし、バイクを走らせて数分。
ようやく肉眼でターザンのように飛び回るスパイダーマッを発見する。
恐らく、すり替えたカプセルをエサにしてコイツらは俺を罠にはめようとしているのだろうが………
「こっちだぞ仮面ライ………だァァァァ!!」
ゴッチーンッ!!
俺を挑発するかのように、振り返ったその瞬間。
凄まじい音と共に、スパイダーマッは看板に激突する。
そして糸もそこで切れてしまい、地面に叩きつけられる。
「あぁぁぁぁぁ……………あぁぁぁぁぁ……!」
「…………」
痛みに身を悶えさせるスパイダーマッ。
なんか痛そうだな………。
俺もこれには流石に走らせていたバイクを止めてしまう。
しかも俺の足元にはローズとαのカプセルが。
なんか申し訳ない感じがするけど、仕方ない。
俺は2つのカプセルを拾い上げる。
何度も言うが大切なものだからな。
「フニィーーー!大丈夫ですかスパイダーマン様ァァァァ!!」
「だから私は情け無用の男!スパイダーマッ!だ!
何度間違えれば気が済むのだ!許せるっ!!」
「申し訳ございません!スパイダーマッ様ァァァァ!!」
───なんだろうか、このコント。
戦闘員とスパイダーマッによる掛け合いを見せられながら、俺は仮面の下で困惑する。
『許せん!』って言ってるはずなのに力みすぎて『許せる!』って聞こえるんだよな。
「………少ししくじったが、それも許せるッ!!
何故ならば私にはカプセルが………
あれ?カプセルがないっ!!」
しかし、スパイダーマッはすぐさま立ち上がると何かを探してあたふたし始める。
そして、俺は奴から取り返した2つのカプセルを見せて
「あ、あのー。カプセルってこれかー?」
「HO!?いつの間に!返せぇっ!」
飛びかかるスパイダーマッ。
しかし…………
「俺 の だ よ !!」
逆に奴の頭に蹴りを叩き込んでやった。
バイクを走らせて間もなく、屋上にいた戦闘員たちも俺を追ってやって来た。
良かった良かった。
ちゃんと全員俺を追いかけてくれてるな。
───まぁ、スパイダーマッが俺を見て『待ってたぞ』なんて言ってたから、俺が目当てなんだろうとは思ってたけど。
その証拠に血痕はなかったし、襲われてる人もいなかったようだ。
しかし………律儀に俺だけにターゲットを絞ってそれ以外の一般人には手を出さないって、こいつら意外といい人………ってことはないか。
「ヒーハーーーーーー!!」
「見つけた………!」
しかし、バイクを走らせて数分。
ようやく肉眼でターザンのように飛び回るスパイダーマッを発見する。
恐らく、すり替えたカプセルをエサにしてコイツらは俺を罠にはめようとしているのだろうが………
「こっちだぞ仮面ライ………だァァァァ!!」
ゴッチーンッ!!
俺を挑発するかのように、振り返ったその瞬間。
凄まじい音と共に、スパイダーマッは看板に激突する。
そして糸もそこで切れてしまい、地面に叩きつけられる。
「あぁぁぁぁぁ……………あぁぁぁぁぁ……!」
「…………」
痛みに身を悶えさせるスパイダーマッ。
なんか痛そうだな………。
俺もこれには流石に走らせていたバイクを止めてしまう。
しかも俺の足元にはローズとαのカプセルが。
なんか申し訳ない感じがするけど、仕方ない。
俺は2つのカプセルを拾い上げる。
何度も言うが大切なものだからな。
「フニィーーー!大丈夫ですかスパイダーマン様ァァァァ!!」
「だから私は情け無用の男!スパイダーマッ!だ!
何度間違えれば気が済むのだ!許せるっ!!」
「申し訳ございません!スパイダーマッ様ァァァァ!!」
───なんだろうか、このコント。
戦闘員とスパイダーマッによる掛け合いを見せられながら、俺は仮面の下で困惑する。
『許せん!』って言ってるはずなのに力みすぎて『許せる!』って聞こえるんだよな。
「………少ししくじったが、それも許せるッ!!
何故ならば私にはカプセルが………
あれ?カプセルがないっ!!」
しかし、スパイダーマッはすぐさま立ち上がると何かを探してあたふたし始める。
そして、俺は奴から取り返した2つのカプセルを見せて
「あ、あのー。カプセルってこれかー?」
「HO!?いつの間に!返せぇっ!」
飛びかかるスパイダーマッ。
しかし…………
「俺 の だ よ !!」
逆に奴の頭に蹴りを叩き込んでやった。