Episode.5 DUAL FUSION
そーっと階段を昇る。
音を立てないように。ゆっくりゆっくりと…………。
階段を登った先にはドアが見えた。
ノエルの言う部屋は、おそらくこの部屋だろう。
「ノエルッ!!」
俺は意を決してドアを開ける。
そこにはベッドに腰かけるノエルが。
俺は変身を解除するとノエルに駆け寄る。
「勝利………!」
俺を見たノエルも安堵の表情を見せる。
…………よかった。どこも怪我してないみたい。
「よかった…………!よかったぁぁ……!」
「ちょっ………」
俺は感極まって思わずノエルを抱き締めてしまう。
ちっちゃくて、ほっそりしてる体はたしかに暖かくて。
よかった、無事だった……。
「……苦しい…………手、緩めて?」
「あっ!あぁっ!ごめん!」
………敵のアジトの真っ只中で、俺は何してるんだろう。
涙をぬぐうとなんか顔が熱くなってきた。
やべぇ………なんかハズい。
「…………バカ………///」
それはノエルも同じだったみたい。
ノエルも顔を真っ赤にして俺を上目遣いで見る。
本当に天使だわぁ………この子。
「あっ……あぁっ!そうだ、脱出しなきゃな。
………ノエル、動ける?」
「待って」
互いに顔を赤くしながら見つめあうのも束の間。
脱出しなきゃ。まだ仲間が戦ってるんだ。
俺はノエルを姫抱きにしようと手を伸ばすと、ノエルは部屋の奥に行ってしまう。
「…………?」
何をしているのだろうか。
しばらくすると、ノエルはその両手に“ナニカ”を抱えてやってくる。
それは………………
「この子も一緒に…………」
「え?…………犬?」
……………なんと表現していいものか分からない。
だが、これはこう表現するしかない。
頭の悪そうな子犬。
そう、子犬なんだよ。
ノエルの腕には頭の悪そうな子犬が抱かれていたのだ。
「イヌヌワンッ!」
「………
ゑ?……ポ○モン?色違いのワ○パチ?」
ゴメンナサイ、訂正します。
こんな犬いるわけねーわ。
ていうかいてたまるか!
音を立てないように。ゆっくりゆっくりと…………。
階段を登った先にはドアが見えた。
ノエルの言う部屋は、おそらくこの部屋だろう。
「ノエルッ!!」
俺は意を決してドアを開ける。
そこにはベッドに腰かけるノエルが。
俺は変身を解除するとノエルに駆け寄る。
「勝利………!」
俺を見たノエルも安堵の表情を見せる。
…………よかった。どこも怪我してないみたい。
「よかった…………!よかったぁぁ……!」
「ちょっ………」
俺は感極まって思わずノエルを抱き締めてしまう。
ちっちゃくて、ほっそりしてる体はたしかに暖かくて。
よかった、無事だった……。
「……苦しい…………手、緩めて?」
「あっ!あぁっ!ごめん!」
………敵のアジトの真っ只中で、俺は何してるんだろう。
涙をぬぐうとなんか顔が熱くなってきた。
やべぇ………なんかハズい。
「…………バカ………///」
それはノエルも同じだったみたい。
ノエルも顔を真っ赤にして俺を上目遣いで見る。
本当に天使だわぁ………この子。
「あっ……あぁっ!そうだ、脱出しなきゃな。
………ノエル、動ける?」
「待って」
互いに顔を赤くしながら見つめあうのも束の間。
脱出しなきゃ。まだ仲間が戦ってるんだ。
俺はノエルを姫抱きにしようと手を伸ばすと、ノエルは部屋の奥に行ってしまう。
「…………?」
何をしているのだろうか。
しばらくすると、ノエルはその両手に“ナニカ”を抱えてやってくる。
それは………………
「この子も一緒に…………」
「え?…………犬?」
……………なんと表現していいものか分からない。
だが、これはこう表現するしかない。
頭の悪そうな子犬。
そう、子犬なんだよ。
ノエルの腕には頭の悪そうな子犬が抱かれていたのだ。
「イヌヌワンッ!」
「………
ゑ?……ポ○モン?色違いのワ○パチ?」
ゴメンナサイ、訂正します。
こんな犬いるわけねーわ。
ていうかいてたまるか!