Episode.5 DUAL FUSION
「ダメじゃん。全然ダメじゃん。
むしゃむしゃされてんじゃん」
「………だ、黙れ………あぁぁぁぁぁ…………!」
アルの口から解放された手を抑え、うずくまる勇騎さん。
なんというか……フラグ回収お疲れ様です。
しかし、自ら火中の栗を拾いに行かんとせん男が、まだ1人いる。
「ホンットになさけねぇよなお前ら」
「いや、情けないのは勇騎さんだけだから」
「こまけぇこたぁいいんだよ。
こういう時はペロペロキャンディだろ」
……そうだ。篠原輝だ。
コイツがこんなノリなのも珍しいような気がするが、輝はどこからともなくペロペロキャンディを取り出した。
「ペロペロキャンディはかじるものじゃなくて舐めるもんだ。
しかも持ち手はただのプラスチック。
食べ物じゃねぇ。
そんなもん常識だよな」
「あのー……輝さーん…………さっきの見てた?」
「ホラ、食えよアル」
なんか丁寧に死亡フラグを立てているような………。
戸惑う俺を余所に輝はアルにペロペロキャンディを差し出して……………
「む し ゃ む し ゃ」
「ィイヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
「「こうなると思ってた」」
ものの見事にむしゃむしゃされる輝。
こうして輝は丁寧にフラグを立て、丁寧にフラグを回収した。
なんというか、流石としか言いようがない。
こうして将さんを覗く俺たち3人全員がアルにむしゃむしゃされることとなったが……。
「なぁ、お前ら……何してんだよ?」
……当然だが、将さんは終始困惑していた。
むしゃむしゃされてんじゃん」
「………だ、黙れ………あぁぁぁぁぁ…………!」
アルの口から解放された手を抑え、うずくまる勇騎さん。
なんというか……フラグ回収お疲れ様です。
しかし、自ら火中の栗を拾いに行かんとせん男が、まだ1人いる。
「ホンットになさけねぇよなお前ら」
「いや、情けないのは勇騎さんだけだから」
「こまけぇこたぁいいんだよ。
こういう時はペロペロキャンディだろ」
……そうだ。篠原輝だ。
コイツがこんなノリなのも珍しいような気がするが、輝はどこからともなくペロペロキャンディを取り出した。
「ペロペロキャンディはかじるものじゃなくて舐めるもんだ。
しかも持ち手はただのプラスチック。
食べ物じゃねぇ。
そんなもん常識だよな」
「あのー……輝さーん…………さっきの見てた?」
「ホラ、食えよアル」
なんか丁寧に死亡フラグを立てているような………。
戸惑う俺を余所に輝はアルにペロペロキャンディを差し出して……………
「む し ゃ む し ゃ」
「ィイヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
「「こうなると思ってた」」
ものの見事にむしゃむしゃされる輝。
こうして輝は丁寧にフラグを立て、丁寧にフラグを回収した。
なんというか、流石としか言いようがない。
こうして将さんを覗く俺たち3人全員がアルにむしゃむしゃされることとなったが……。
「なぁ、お前ら……何してんだよ?」
……当然だが、将さんは終始困惑していた。