「貸せよ、ブランクカプセル」


ここで輝がブランクカプセルを寄越せと言ってくる。

何をするつもりだろうか？
ていうかブランクカプセルのこと勇騎さんから聞いたんだ………。




「え？」


「いいから貸せって」


「あ、おぅ………」


言われるがまま、ポケットからブランクカプセルを取り出し輝に渡す。

輝はそれを受け取ると、カプセルを握りしめ胸元に当てる。

するとカプセルが輝き出す。




これってまさか…………





「ほらよ」


やがて光が収まると先ほど渡したカプセルを返してくる。

俺はそのカプセルを受け取り、カプセルを見る。


何も描かれていなかったカプセルに、アインの姿が描かれていた。