Episode.5 DUAL FUSION
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夜が明けた頃、将さんに連れられ俺………椿 勝利は廃工場にやって来た。
この廃工場はたしか輝とスネークアンゲロスを退治した所だ。
「なんかごめんなさい………」
なんか気まずくなり、思わず謝ってしまう。
だってそうだろう。
面識のあった輝の提案とはいえ、初対面の俺の特訓に付き合わされる羽目になったのだから。
俺が将さんの立場だったらたまったもんじゃない。
しかし将さんは………。
「まぁ、いいってことよ。俺もつい最近まで悩んでたからな………それにライダーは助け合い、だろ?」
“ライダーは助け合い”。
今迄そんな事考えた事なかった。
基本的にアンゲロスと戦っていたのは俺1人だったからだ。
でもこうして他のライダーたちと出会って、一緒に戦ってみて気づいた事がある。
それは、俺個人の力なんてたかが知れているという事だ。
ライダーの力なんて手に入れても俺自身は無力。女の子1人護ってやれない。
だからもっと強くならなくちゃ……。
「ただ、特訓する以上は手加減はできないぞ?」
「………分かってる」
そう言うと将さんはベルトを装着し、俺はカプセルを構える。
さぁ、特訓開始だ!
夜が明けた頃、将さんに連れられ俺………椿 勝利は廃工場にやって来た。
この廃工場はたしか輝とスネークアンゲロスを退治した所だ。
「なんかごめんなさい………」
なんか気まずくなり、思わず謝ってしまう。
だってそうだろう。
面識のあった輝の提案とはいえ、初対面の俺の特訓に付き合わされる羽目になったのだから。
俺が将さんの立場だったらたまったもんじゃない。
しかし将さんは………。
「まぁ、いいってことよ。俺もつい最近まで悩んでたからな………それにライダーは助け合い、だろ?」
“ライダーは助け合い”。
今迄そんな事考えた事なかった。
基本的にアンゲロスと戦っていたのは俺1人だったからだ。
でもこうして他のライダーたちと出会って、一緒に戦ってみて気づいた事がある。
それは、俺個人の力なんてたかが知れているという事だ。
ライダーの力なんて手に入れても俺自身は無力。女の子1人護ってやれない。
だからもっと強くならなくちゃ……。
「ただ、特訓する以上は手加減はできないぞ?」
「………分かってる」
そう言うと将さんはベルトを装着し、俺はカプセルを構える。
さぁ、特訓開始だ!