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「いらっしゃい」

カフェに入ると老主人が出迎えてくれた。

俺たちは適当な席に座るとコーヒーを注文する。



「それで仕事というのは………」

「………」

来栖さんが取り出したのは一枚の写真。

そこに映し出されていたのは1人の少女。
しかもめちゃくちゃ可愛い。



「深い理由は言えません………ですが、その写真の少女……“ノエル・ロックディール”といいますが、彼女を助け出して欲しいのです」

「助けるって言ったって………」

「彼女はアンゲロス共に攫われてしまったのです……！」

「アンゲロスに………？」



この美少女………ノエルだっけか。

なんの目的でこんな子を攫ったのかは分からないけども、許しちゃおけないな………。



「………わかりました。その依頼お受けします」

正直怪しいってのは変わらないし、危険が伴うのもわかっている。

だけど……アンゲロスが絡んでいるんなら話は別だ。
俺は来栖さんの依頼を受けることにした。