「───────ッ！！！」


スネークアンゲロスの体から伸びる無数の鎖。

これは俺たちを拘束するためのものだろう。

鎖はモチーフの通り、一本一本が大蛇の如く地面を這いずりまわりながら俺たちに迫る。



「させるか！」


《ヴァルツクロー！》


咄嗟にエクスライザーをヴァルツクローに変形させ、迫り来る鎖を切り裂いていく。




「輝！」


「任せろ！」


アインは俺の肩を踏み台に高く飛び上がると右手に風のエネルギーを集中させる。


そして風の力で更に加速し………




「ライダァァァァァチョォォォォォォップ！！」


風の力を纏った手刀………ライダーチョップがスネークアンゲロスが放った鎖を根元から切り裂く。

根元から分断されれば、当然そこから枝分かれした鎖たちはコントロールを失い一斉に行動を停止する。


「よっしゃ、今だ！」


続けてクロス・マイティアクションCXとエグゼイド・ムテキゲーマーが飛び上がる。



「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」」


エグゼイドとクロスは両手で刀を強く握りしめると刀を振り下ろし…………




「────────！！！！」


２人の刃がスネークアンゲロスの翼を切り裂いた。