Episode.4 CROSS

「さて………残ったのはあいつだけか」


放電を止め、クロスはスネークアンゲロスを見やる。



「……って、何サボってんだお前ら。俺にばっか戦わせんじゃねーよ」


クロスはそう言いながらこちらにやってくると、何故か俺の肩を叩く。



「はっ!そうだった!」


いかんいかん。出番取られて拗ねてる場合じゃない。

俺だけではなくリベルやアインもクロスの横に並び立つと臨戦体制をとる。



「あんなデカイ奴、街中に出したら絶対にアウトだ………何としても止めるぞ!」


「「「おう!!」」」


クロスの言葉に頷くと俺以外の3人はそれぞれアイテムを構える。




《SET UP!チェーンジッ!エグゼイド!ムテキ!》


《仮面ライダークウガ!》

《仮面ライダーエグゼイド!》



「力強さ、お借りします!」


「「「変身!!」」」


《クロスライド!マイティアクションCX!》


《輝け!流星の如く!黄金の最強ゲーマー!ハイパームテキエグゼイド!!》


《Foam change………Rider》


こうして3人はそれぞれ新たな姿へと変身を遂げた。









「………あれ、俺だけハブられてね?」


無論、強化フォームなどない俺を残して。
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