Episode.4 CROSS
「………くそッ……!」
亨多を後ろへ突き飛ばすと俺はカプセルを取り出した。
優里花がアンゲロスだとわかった以上、奴は敵だ。
子供の姿をしているがもう『本物の沖田優里花』はどこにもいない。
目の前にいるのはヴァイトップに操られた自分が生きていると錯覚している死体だ。
容赦などしない。する必要もない。
誰であろうと“アンゲロスは全員殺す”。それだけだ。
《リヒト!》《ドゥンケル!》
「変身!!」
《デュアルフュージョン!ヴァルツ!ベーシック!》
《光と闇のマリアージュ!今こそ立ち上がれ最強のライダー!》
《ヴァルツクロー!》
カプセルを起動させエクスライザーで読み込ませる事でヴァルツに変身。
エクスライザーをヴァルツクローに変形させると目の前の優里香……否、女王蜂のアンゲロス…………名付けるなら『クイーンワスプアンゲロス』だろうか………に切り掛かる。
しかし………
───ガキィン!!
金属同士がぶつかり合う音と、飛び散る火花。
放った攻撃は奴によって召喚された槍によって防がれてしまった。
火花によって一瞬照らされる優里香の表情(かお)は………確かに笑っていた。
俺たちと遊んでいた時と何1つ変わらない笑顔だった。
「お前………アンゲロスだったんだな………!」
「そうよ、だったら何?」
正直、目の前にいるアンゲロスを八つ裂きにしてやりたい衝動に駆られる。
だが、クイーンワスプアンゲロスが脇に抱えているノエルの姿を見ては下手に攻撃出来ないとクイーンワスプアンゲロスから距離をとる。
なるほど……ノエルは人質という訳だ。
いつもならなんのためらいもなく人質ごと両断していただろう。
でも、何故だろうか。
その人質がノエルってだけでなんでこんなに焦ってしまうのだろう。
これがはじめてだったから?
この子とは出会ったばかりだったハズなのに。
──わからない。全くわからない。
俺は、一体どうしたんだ……!?
亨多を後ろへ突き飛ばすと俺はカプセルを取り出した。
優里花がアンゲロスだとわかった以上、奴は敵だ。
子供の姿をしているがもう『本物の沖田優里花』はどこにもいない。
目の前にいるのはヴァイトップに操られた自分が生きていると錯覚している死体だ。
容赦などしない。する必要もない。
誰であろうと“アンゲロスは全員殺す”。それだけだ。
《リヒト!》《ドゥンケル!》
「変身!!」
《デュアルフュージョン!ヴァルツ!ベーシック!》
《光と闇のマリアージュ!今こそ立ち上がれ最強のライダー!》
《ヴァルツクロー!》
カプセルを起動させエクスライザーで読み込ませる事でヴァルツに変身。
エクスライザーをヴァルツクローに変形させると目の前の優里香……否、女王蜂のアンゲロス…………名付けるなら『クイーンワスプアンゲロス』だろうか………に切り掛かる。
しかし………
───ガキィン!!
金属同士がぶつかり合う音と、飛び散る火花。
放った攻撃は奴によって召喚された槍によって防がれてしまった。
火花によって一瞬照らされる優里香の表情(かお)は………確かに笑っていた。
俺たちと遊んでいた時と何1つ変わらない笑顔だった。
「お前………アンゲロスだったんだな………!」
「そうよ、だったら何?」
正直、目の前にいるアンゲロスを八つ裂きにしてやりたい衝動に駆られる。
だが、クイーンワスプアンゲロスが脇に抱えているノエルの姿を見ては下手に攻撃出来ないとクイーンワスプアンゲロスから距離をとる。
なるほど……ノエルは人質という訳だ。
いつもならなんのためらいもなく人質ごと両断していただろう。
でも、何故だろうか。
その人質がノエルってだけでなんでこんなに焦ってしまうのだろう。
これがはじめてだったから?
この子とは出会ったばかりだったハズなのに。
──わからない。全くわからない。
俺は、一体どうしたんだ……!?