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「ただいまー………」


BATTLERに着くと、理緒とノエル、亨多と孟、そしてさっきの女の子がいた。



「どうだった？」


「もう大丈夫」


帰ってくるなり俺たちにどうだったか聞いてくる理緒。

俺は彼女たちを安心させるべく、怪物は倒したからもう大丈夫だと笑顔で答える。



「だってさー、よかったね！もう大丈夫だよ！」


今度は理緒が女の子の手を握りながらそう言う。

しかし、何故か女の子は悲しそうな顔をしており………



「ん？どうしたの？」


「な、なんでもないです！」


それに気づいた理緒は彼女の顔を覗き込む。
女の子は理緒に気を使っているのか笑顔を見せる。



「そう？………とにかく今日はもう遅いからここに泊まりなよ。

部屋だけは沢山あるから」


ふと外を見てみればもう真っ暗になっていた。

そこで理緒はこのBATTLERに泊まる事を提案した。



「いいんですか！？じゃあパジャマとかないけど………」


「よっしゃ！決まりだね！」


女の子は理緒の提案に乗りここに泊まることにしたようだ。

理緒もこの女の子を気に入ったのかなんだか嬉しそうだ。

そして女の子は椅子から立ち上がると自己紹介するのだった。




「自己紹介がまだでしたね………優里香です。沖田 優里香(おきた ゆりか)。みなさんよろしくお願いします！」