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「そろそろ、お嬢様が来る頃か…」

「ミヤビ、お前は行かなくて良いのか？」

「オルガと三日月が行ってるし、問題ないっしょ」




雪之丞のおやっさんが声をかけて来た
独り言大きかったかな…？
今度から少し気をつけよっと



午前中の訓練で使用したモビルワーカーを
おやっさんは整備していた。
案外ここはバレないのでサボりにはうってつけの場所なのだ



「はぁ〜。お腹いっぱいだからかなあ。眠くなって来たなあ…」



ミヤビは目をこすりながら、おやっさんに
別れを告げ、秘密の場所で休むことにした





「ん、…あぁ。あれから寝ちゃったからもう夜か」



ミヤビは秘密の場所を出て、他の奴らがに見つからないように自室に帰っていく
あれ、あれってオルガとビスケットかな？



「眠れないの？オルガ」

「お前もだろ、ビスケット。なんせ胡散臭すぎる」

「それ同感」

「ミヤ！お前どこ行ってたんだ？」



二人が話しているを聞いて思わず、声が出てしまった。
二人は驚いた顔をして駆け寄って来る
一軍に捕まって暴行をされてたのかと心配してくれたらしいが
そんな事はされてないから大丈夫。
と伝えると安心したのか二人に笑顔が戻った



「あのお嬢さん自身は天然ぽいけど、その執事と立場は本物」

「ギャラルホルンが動いてもおかしくないのに、こんな小さい会社に頼んで来るのか…。つか、お嬢様って天然なの？」



ミヤビはビスケットの口から出た、天然に引っかた。護衛の任務の話を一緒に来ていた女執事に任せ、ここCGＳを見て回ったそうだ。

ちなみ案内役は三日月を指名したらしい
かなりのお嬢様みたいだな。
世間知らずとはこの事だな



「どうであれ、俺らに選ぶ自由はない。
たとえ罠でも罠ごと噛み砕くまでさ」

「……嫌な予感がするなあ」



オルガは何があっても立ち向かうけど
私はどうも、胸のざわつきが治らない
と言うより、むしろ強くなってる…
何も起こらないと良いんだけど…