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「もしもし？」

「お前、今どこにいる？」

「秀一さんか。今はまだ職場ですよー」

「残業か？」

「んー。仕事はもう終わってるんですけど…用事というか、何というか…とりあえずまだ帰れないんですよ」

「……。そうか、無理するなよ」



ミヤビはありがとうございます。と秀一さんとの電話を切った。
時刻は夜の10時になる所だ。ミヤビは近くのコンビニで除光液を買い、例の文字を消して居た。
幸いな事に水性だったらしく、文字は消えていった



「はぁー。疲れた…」



先ほど自販機で買ったコーヒーを飲み一息いれる。
ミヤビの事を快く思って居ない集団がいるのは、初めから分かって居た。
そして、これをやっている犯人も分かっている…