．



そんな時、降谷には前から直ぐに帰れと何度も言われ、そして怒られて居た。
今回は流石にもう居ないだろうと、日頃の疲れもあり少し、ゆっくりと片付けして居たのだが…



「お前は人の言って居る意味が、全く解らない様だな」

「……。すみません。直ぐ片付けます」

「はぁー…。早く済ませるぞ」

「え？…降谷？」



降谷は腕を組み、苛立ちを堪えて居るのがよく分かり素直に頭を下げた。
ミヤビは急いでシュレッダーのゴミ袋や、デスクを元の位置に戻す。
それでもデスクの引き出しには、シュレッダーの紙屑が溢れている


ミヤビは引き出しの１つ１つの物を確認しながら、綺麗にしていく。降谷は大きなため息を１つ零し、ミヤビの隣に来て紙屑を引き出しから出してくれた



「ドーナッツ…」

「は？…降谷幻覚見てるの？」

「報酬として、例のドーナッツで手を打ってやる。
今回の居残りの事は」

「あ、あぁ…。そうゆう事か。じゃ今度作るよ」